アマゾン河: 密林文化のなかの七年間 (中公新書 10)

著者 :
  • 中央公論新社
3.50
  • (1)
  • (3)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 27
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121000101

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【全体の構成】
    著者、神田錬氏のアマゾンに医師として渡航した際の体験談まとめとして記載されている。アマゾン現地での体験だけでなくアマゾンを志すきっかけになった出来事、行くまでに準備した事、行く道中に体験したことから書かれているため、戦後当時の時代としての雰囲気、開拓団として行く人たちの背景まで知ることができる。また著者自身は「医師」として現地に行っているため、中盤から後半に至っては医師として診療中に体験したことがメインとして書かれている。

    【感想】
    当時のブラジルへ開拓団として行く人々の背景やアマゾン現地の人たちの文化についても言及されており非常に面白かった。またアマゾンでの生活で体験したこと(主に驚いたことや困ったこと)が細かく書かれているため、現地に行ってからの著者の戸惑いなどの心情が伝わりわかりやすかった。現地での生活を営む上で遭遇する生物に関しても書かれてお非常に良かった。現地での風土病に関する記載の部分は日本では考えられない(戦後の日本では同様のことがあった?)内容で刺激的であった。

    【キーワード】
    カンジェロ…肉食ドジョウ。現地の人たちからも非常に恐れられている。本書の中でも川に落ちた人が急いで船に戻ったがカンジェロに噛みつかれて血が出るシーンの説明が書かれている。
    カボクロ…現地で農作業や開拓作業に従事する現地人。白人が移入してきた際に奴隷化された人々の総称という説明もwebでは書かれているが、本書では生活を営む上で欠かせない人として書かれている。

  • 新書文庫

  • 1950年代に医者としてアマゾンに暮らした作者。熱帯の陽気な生活がかかれているとおもいきや、おそろしい風土病の記述が多くて怖かった

  • [ 内容 ]


    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

全4件中 1 - 4件を表示

神田錬蔵の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×