マヤ文明: 世界史に残る謎 (中公新書 127)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121001276

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  • 1967年刊行。

     著者は多摩美術大学学長。中米グァテマラに千数百年前に存したマヤ。その遺跡、石造物などの文化的所産から解読できる生活、思考を解読しようとしたもの。

  • かなりレベルの高い本となっています。
    なので、読むのに少々大変でした。

    未だなお、その大きな謎
    (その時代には不相応なぐらいに天文学が
    発展している)を抱えている神秘的な文明。

    そして、歴史も、侵攻され、
    侵攻元にどうかする、という形を
    とっていたりもするのです。

    それにしても、急に
    住んでいた都市を放棄するのには
    何か「相応の」原因があったのでしょうかね。
    謎が謎を呼びますね。

    絵文字の解説も出ており、
    古い本の割には結構面白いです。
    難しいですが。

  • 高度な石造建築や石碑を残しながら、なぜ800年前あたりから退廃期を迎え、やがては滅びてしまったのか。さまざまな説があり、ここでは詳しくは記されていない。ネットで調べると、文明を支えるために森林伐採を続けたことから地力の減少によって食糧不足や疫病が流行し、そのことによる支配階層の失墜と、数少ない資源の奪い合いが激化したためという説があるらしい。環境破壊と戦争の成れの果てというわけだ。我々人類は、過去の過ちから最も重要なことを本当に学んでいるのだろうか。

  • (1975.05.04読了)(1975.03.31購入)
    副題「世界史に残る謎」
    毎日出版文化賞受賞

    *本の帯より*
    滅び去った古文明の繁栄と衰亡をたどる
    メキシコ・グアテマラの地に居住していたマヤ族は、今から千数百年以上も前に複雑な神聖文字とゼロを含む単純化された数字と精密な太陽暦を用い、優雅で格調高い美術工芸を生み出した。滅び去った古文明の栄光と不思議とに魅せられて、メキシコ・グアテマラ・ホンドゥラスにわたるマヤ地帯の調査・研究を続けてきた著者が、この華麗で特異な文明の繁栄と衰亡にいたる過程をたどりつつ、世界史に残る謎を探ろうとする意欲作。

    【目次】
    まえがき
    Ⅰ マヤ文明の発見
    Ⅱ 征服当時のマヤ
    Ⅲ マヤの宗教と暦数
    Ⅳ 歴史をさかのぼる
    Ⅴ マヤ文明の形成と源流
    参考文献

    ※メキシコ
    「メキシコの青春」北川民次著、カッパブックス、1955.10.01

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