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- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121002235
感想・レビュー・書評
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(1990.09.19読了)(1990.04.12購入)
維新前夜の群像6
*解説目録より*
維新変革の国事劇最大の主役西郷隆盛。彼は矛盾にみちた英雄である。鹿児島の錦江湾に死してまた生き、奄美大島、徳之島などへの流刑二回の屈辱をへて討幕の最高指導者の栄光に輝き、また廃藩置県を断行する。しかもみずから創設した明治政権の最大の賊として終わる。日本統一と薩摩軍閥、最高の信条とした「敬天愛人」と征韓論、冷眼と熱腸。大矛盾の英雄の人間と思想と行動を、個性と階級性と時代との総合においてあますところなく描いた西郷論の決定版。従来の西郷伝ではほとんどふれられていない二度にわたる流人の時期の記述は貴重である。
☆井上清さんの本(既読)
「条約改正」井上清著、岩波新書、1955.05.20
「日本の歴史(上)」井上清著、岩波新書、1963.09.25
「日本の歴史(中)」井上清著、岩波新書、1965.10.23
「日本の歴史(下)」井上清著、岩波新書、1966.09.27詳細をみるコメント0件をすべて表示
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