日本の名作: 近代小説62篇 (中公新書 352)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121003522

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  • 近代以降の日本の文学作品のなかから62作をとりあげ、その内容紹介をおこなっている本です。

    本書のサブタイトルは「近代小説62篇」となっていますが、戦後に刊行された作品も含んでおり、二葉亭四迷『浮雲』から井上靖『天平の甍』まで、それぞれの作品の一節が紹介されるとともに、その読みどころについての簡潔な説明がなされています。なお、62作品のすべてが異なる著者の手になるものではなく、漱石や鴎外、永井荷風、川端康成といった作家にかんしては複数の作品がセレクトされています。

    ブック・ガイドのような読み方をされることを想定した本なのでしょうか、コンパクトな解説なのであまり読者に強い先入見をあたえることはないように思います。ただ個人的には、もうすこし作品数を絞り込んでていねいに作品世界の考察をおこなってほしかったように感じています。

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