国鉄改革: 政策決定ゲームの主役たち (中公新書 912)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121009128

作品紹介・あらすじ

本書は、土光臨調発足からJR誕生に至る6年間の政治過程を、一次資料と面接取材をもとに、改革実現というゲームに参加した数多くのアクターの意図と行動を通して分析し、ドラマの数々の山場を再現する一方、中曽根リーダーシップ説のような従来の通説を覆す。

感想・レビュー・書評

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  • 国鉄改革について、臨調や三塚博、国鉄内の改革派などの政策決定にかかわった人間に着目して分析したもの。民営化の是非事態については、本書の対象とはなっておらず、論じていない。あとあまり労組のかかわりについても論じられてない。個人的には、高木総裁や仁杉総裁が語っていた公共性という観点が各プレーヤーに全くなかったことが不満というか理解できない。ただ赤字を膨らませたので、事業実施の効率化という点でしか民営化の必要性が論じられていないように感じた。

  • アクターとして:自民党運輸族、国鉄、臨調

    政策審議会=通常の党の政策過程。内閣の過程ではない。

    国鉄改革
    →国鉄でも一枚岩ではない。改革派vs.現状維持派

    大赤字=分割民営化によるコスト削減。
    →輸送構造の変化についていけてない。

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