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- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121011947
作品紹介・あらすじ
1990年、ミシガン大学の米国大学教授連合支部の機関誌に、赤狩りの犠牲者3名の名誉回復の記事が出た。これがきっかけで著者は、米国が今も後ろめたく感じているマッカーシーイズムの時代に、米国の教官、大学、そして団体が学問の自由にいかに対応したかを探り、米ソのデタントが成立し、共産主義に非寛容でなくなった時点まで跡づけている。同時に、民主主義の国=米国がもつ衆愚政治への危険性にも、目を向けさせてくれる。
感想・レビュー・書評
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90年代に米国に客員研究員として行った著者はそこで米国の赤狩り時代の大学教員への名誉回復記事を見つける。民主主義の国といわれる米国の赤狩りに置ける矛盾と学問の自由への国家の介入、そしてマッカーシズムとは何だったのか、と話が進んでいる。
正直、大学教員への赤狩りの影響は資料の関係からか、メインであってメインでないような気がする。教員への赤狩りについて論じているところは事実整理の要素が強く、これをより分かりやすく分析してほしかった。マッカーシズムに関する言及などはそれに比較してわかりやすい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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