物語英国の王室: おとぎ話とギリシア悲劇の間 (中公新書 1341)
- 中央公論新社 (1997年1月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121013415
作品紹介・あらすじ
英国民の信頼と敬愛の対象であり、社会そのものと深く結びついた英国の王室の未来が、いま論議の的となっている。英国民の四割が、五十年後には王室は存在しないだろうと答えているのだ。その理由の多くは、皇太子のスキャンダルにまみれた離婚と、それによる国王としての資格への疑問にある。滞英十五年に及ぶ筆者が、自らの見聞を含め、英国王室の果している役割、その権力、そして悲劇を生んだ王族たちの素顔を生き生きと綴る。
感想・レビュー・書評
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著者は滞英暦15年半のジャーナリスト。内容は、エリザベス女王のルーティンから始まり彼女の王位継承前後─結婚、そこから夫フィリップ殿下の生い立ち、チャールズ皇太子の生い立ち─ダイアナ妃との結婚とその破綻まで。現在の英国王室の中心メンバー個々人のこれまでを綴った内容となっている。(ダイアナ妃が無くなる前の1997年に出版されたものなので、記述はその時点までのもの。)
英国王室全体についてはあまりわからないものの、女王一家と各個人の人物像はだいたい掴める。巻末にウィリアム征服王から現女王エリザベス2世までの英国王室系図と、フィリップ殿下につながる欧州王家・貴族の系図つき。
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