部首のはなし: 漢字を解剖する (中公新書 1755)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121017550

作品紹介・あらすじ

漢字が誕生して三千年、漢字の字体はさまざまに変化していった。そのなかで、多くの部首が生まれ、消えていった。所属する部首を移動したり、部首が分からなくなってしまったものも多い。漢字を分解してみると、その合理性と矛盾がはじめて見えてくる。50の部首ごとにたどる楽しい漢字エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 50の部首を取り上げて漢字にまつわる豆知識をまとめた、楽しく読めるエッセイです。

    高島俊男や呉智英のエッセイと同じように、おもしろくてためになる本です。

  • 漢字の部首の勉強ため読みました。
    部首の成り立ちや中国語の知識などが混ぜ合わせて非常に面白い内容でした。
    ちなみにここでてきた。
    戴绿帽子 はそのまま訳すと「緑の帽子を被る」だけど、実際は「妻が浮気する、不倫する」という意味が印象的でした。

  • 漢字が誕生して三千年、漢字の字体はさまざまに変化していった。そのなかで、多くの部首が生まれ、消えていった。所属する部首を移動したり、部首が分からなくなってしまったものも多い。漢字を分解してみると、その合理性と矛盾がはじめて見えてくる。50の部首ごとにたどる楽しい漢字エッセイ。

  • 教育実践のプレゼンテーション資料にて使用。

  • <目次>
    省略

    <内容>
    部首をベースに漢字の蘊蓄と雑談を書いた本。しかし漢字一文字一文字それぞれの意味をしっかりと理解しておけば、漢語の意味はほぼ分かるし、本書のように、その漢字の成り立ちを知れば、いろいろと意訳されたものも、何となく意味が分かる。ぜひとも高校生、大学生に読んでもらいたい本だ。
    逗子立図書館

  • 本屋さんにならんでいたのですぐに購入しました。
    漢和辞典で、部首で探すのに苦労していたからです。
    最近の漢和辞典では、配置していない部首の項に、どの部首に配置しているかの索引を最初に記載しているものもあり助かっています。
    部首ごとに詳しい話が書かれているので、漢字の専門家でないものにとっては参考になります。

    ps.
    最近は辞書を引かない人が多いかもしれません。
    あるいは、コンピュータでいろいろ検索できるので、漢和辞書の使いづらさには興味がない人も多いかもしれません。
    今昔文字鏡があれば、必要な文字が、部首からだけでなく、それよりももっと小さい漢字の一部から検索できます。
    部首のはなしに、今昔文字鏡の説明があるともっとよかったかもしれません。

  • 漢字をただ覚えるのではなくその成り立ち、や意味などを知りたいときはやはり部首が一番良いでしょうそんなときに漢字をただ覚えるのではなくその成り立ち、や意味などを知りたいときはやはり部首が一番良いでしょうそんなときにこの一冊は適材でしょう。

    普段使っている漢字の部首がこれでもかというぐらい分かりやすく書かれている。そして具体的に。

    漢字をなにか違う角度で勉強をしたいと思ったときに、そうだ部首だ!ともったときになにかためになる本はないかと思っていた時に出会った。

    部首だけ書かれているなんてそれだけでもすごいと思う。何だか興奮するは(変な言い方だけど)

    さて、実際購入、そして読み始めると、何となんと!最初はわれながら随分とマニアックな本を購入したなと思ったけど、読んで行くうちにいやいや、なんておもしろい!!!

    具体的に部首の成り立ち、歴史、意味や、部首によって漢字が如何によく分けられることが出来る。この部首もあの部首も。そうかそうか。

    さすがに『部首のはなし 漢字を解剖する』とサブタイトルに"漢字を解剖する"とあるぐらい部首を具体的に解読することによって本当に漢字を解剖しているような
    感覚までになった。

  • [ 内容 ]
    漢字が誕生して三千年、漢字の字体はさまざまに変化していった。
    そのなかで、多くの部首が生まれ、消えていった。
    所属する部首を移動したり、部首が分からなくなってしまったものも多い。
    漢字を分解してみると、その合理性と矛盾がはじめて見えてくる。
    50の部首ごとにたどる楽しい漢字エッセイ。

    [ 目次 ]


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    [ 参考となる書評 ]

  • 2009.9
    部首の詳しい説明がおもしろい、

  • 部首ごとに漢字の成り立ちなどを簡単に解説した本。とても読みやすく軽妙に書かれている。

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著者プロフィール

京都大学名誉教授、公益財団法人日本漢字能力検定協会漢字文化研究所所長

「2017年 『角川新字源 改訂新版 特装版 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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