「失われた十年」は乗り越えられたか: 日本的経営の再検証 (中公新書 1842)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121018427

作品紹介・あらすじ

一九九〇年代前半、バブル経済の破綻から始まった不況の十年。賞賛されていた日本的経済システムは、急速に進む政治と経済のグローバル化に適応できないことが明らかになった。激変する経営環境に企業はどう対応したのか。その後の明暗を分けたものは何か。不況を乗り切った自動車産業、自ら不況を招いた家電・電子産業、曲がり角を迎えた流通産業の戦略を詳細に分析する。新時代に向けた企業戦略の創造的再構築は可能か。

感想・レビュー・書評

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  • 日本において、失われた十年というととにかく政府対応に批判が寄せられることが多い。しかしながら、本書に指摘のあるとおり企業サイドの戦略欠如により、短絡的なアングロサクソンモデル経営に走ったりしたことにもその原因を求めることができると思われる。

  • 日本の「失われた10年」はその後の日本の経済活動に生かされているのだろうか。
    もし、財政・金融政策の失敗が長期不況の原因と総括しているようなら、今後も期待できない。人間の行動を、学習すること・適応することで見直すことから始める必要がありそうです。

  • 1991年頃のバブル崩壊からの長期不況を「失われた十年」と呼ぶ。
    政府の財政・金融政策の混迷によるところだけでなく、急激な環境変化に適応できなかった日本の社会システムと経営者の資質によるもの(序章)

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著者プロフィール

法政大学名誉教授

「2011年 『日産プロダクションウェイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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