東海道新幹線歴史散歩 カラー版: 車窓から愉しむ歴史の宝庫 (中公新書 1915)
- 中央公論新社 (2007年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121019158
感想・レビュー・書評
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何でも見てやろうという精神に溢れておる。見上げたもんだ。
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★ 「『昭和』ブームは、現実逃避のための美化された手近な過去に過ぎないのではないか。考えてみると明治維新や日露戦争、太平洋戦争までも、いつの間にか誇り高い、英雄の時代にすり替えられてしまった。そのうち昭和末期のバブル経済も、都合のいい部分だけが美化されて、古き良き日本の象徴に化けてゆくのだろうか」(p17)
→ ◎もうなってます。
★ 小田原城は「決められない」ことで2回恥をさらした
【1】小田原評定
【2】幕末、新政府軍に恭順→旧幕軍が箱根に来ると、これに恭順。新政府軍の軍監を斬る→新政府軍の問罪使来る。再度恭順 -
2008.5.4
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新幹線の窓からなにが見えるだろうか。縄文時代の貝塚から昭和の歴史遺産まで、見どころ満載なのが、東海道新幹線だ。田子ノ浦や老蘇の森に古代の貴族たちが詠んだ風景を想像し、清洲城や関ヶ原の古戦場に戦国大名の栄枯盛衰をたどる。明治の先取の気質を豊田佐吉の生家や井上勝の墓に感じ、熱海城や八ツ山橋にゴジラの悲哀を思う。車窓に拡がる歴史的スポット百ヶ所以上を全線地図とカラー写真を付して詳述。乗り越し注意。
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あまりにもバカバカしくて、思わず笑ってしまう一冊。内容は、東京から新大阪まで、新幹線の車窓から見れる(と考えられる)歴史的な史跡を紹介しているだけの本なのだが、ほんの一瞬でも、そのわずかな部分が見える可能性があるものまで取り上げており、また、のぞみ号に乗っているとして、どのくらいのタイミングで見られるか、真剣に書かれているだけで、思わず呆れつつも感心してしまう。
鉄道の本ではなく、歴史の本だと誰もわからないようなタイトルや表紙も個人的なつぼにはまった。