天文学を作った巨人たち - 宇宙像の革新史 (2011-09-25T00:00:00.000)
- 中央公論新社 (2011年9月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121021304
作品紹介・あらすじ
ガリレオが自作の望遠鏡を天に向けたとき、近代天文学の幕が開いた。以来発展を続け、ケプラーは惑星運動の法則を発見、ニュートンは力学的宇宙論を、アインシュタインは相対論的宇宙論を創出した。そしてガモフの火の玉宇宙論へ。宇宙像は変容を重ね、今や「光の宇宙」が姿を現しつつある。科学探査機は星々の誕生と進化の道筋を明らかにした。宇宙物理学と名を変えた天文学の歩みを巨人たちの素顔とともに伝える。
感想・レビュー・書評
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概説なのでまあ、こんなところかなというところかな。
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新書文庫
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展示期間終了後の配架場所は、1階文庫本コーナー 請求記号 440.2//Sa47
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ガリレオに端を発する物理学からニュートンをへて
ガモフの火の玉宇宙論にまで至る流れをザッと追いかける一冊。
かなり駆け足であるため近代以降の学者に対する言及は薄く、
成果を追いかけ説明するにとどまった感がある。
内容も少し難しく、きちんと理解できなかったのが残念。
近代以前の学者に対してはそれなりにページを割いており
おもしろかった。 -
天文学史などに関する執筆が多い著者、
今回も天才とも呼ばれた科学者たちにスポットを当てて、
簡潔に、でも科学的な妥協はなく書かれてました。
惜しむらくは、書き口が固いこと。
もうすこし優しく、そして易しくなればと思います。
一般向けの新書としてはちょっと難しいかもしれないです。
加えて、もう少し幅を広げても良かったかなと思います。
せめて電波天文学…ジャンスキーやリーバーには触れて欲しかった。 -
ガリレオからアインシュタイン、ガモフまでその偉大な先人たちの業績を科学成分多めで説明している。物理学などを学んだ人にとってはおさらいとなりおもしろい。ガリレオからニュートンまでの流れを見ていると、科学というものは連続して発展していくのだなと再認識させられる。