高橋由一 (中公新書 2161)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121021618

作品紹介・あらすじ

代表作『鮭』『花魁』が歴史や美術の教科書に掲載されている高橋由一。彼は幕末から明治にかけて日本洋画界の礎を築いた、日本で最初の"本格的な洋画家"である。晩年、黒田清輝によって洋画界の勢力図は塗り替えられ、一時は忘れられた存在となった。だが、清輝登場の転換点を含め、由一の人生は洋画揺籃期の重要な局面とことごとくリンクしている。由一の事績を今日的視点で見直し、近代絵画史のうねりを活写する。

感想・レビュー・書評

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  • 制作と事業を同時並行で進められる行動力の塊、突出した人物だったんだな、すっきりした構成で読みやすい

  • 高橋由一の生涯を12のエピソードで伝記風に語る。参考文献リスト及び略年表あり。

  • 山形で由一展を観て復習に。洋画こそ我が道と思い定めてつきすすむ由一の意志の固さに圧倒された。明治日本において洋画を学ぶにしろ広めるにしろ、この人ははやく生まれすぎたようだ。

  • 史料に基づきながらも、読みやすいという、まさに新書、といった形の本。本を読み進める中で、由一の生涯を自然と追えたのが良かった。由一のことほめてばっかりだったけど。
    幕末から明治を生きた、興味深い人物として、印象に残りました。

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著者プロフィール

古田 亮:東京藝術大学大学美術館教授、同大学美術学部 近現代美術史・大学史研究センター長

「2022年 『新訳 東洋の理想 岡倉天心の美術思想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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