新版 大化改新-「乙巳の変」の謎を解く (中公新書 2699)
- 中央公論新社 (2022年5月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121026996
作品紹介・あらすじ
蘇我氏が武力で排除された乙巳の変。その真の目的は何だったのか。政変にひそむ謎を検証した旧版『大化改新』の全面改訂版。
感想・レビュー・書評
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推測と憶測が多く、全否定はできないにせよ、全般に鵜呑みにも出来ない内容で、いっそ小説形式として自説を展開した方が、世に問いやすかったのでは。もしくは、折角資料を駆使しているのだから、確度の高い推察を絞り込んだ構成にすれば、かえって説得力を増したかもしれない。
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【請求記号:210.3 ト】
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645年(無事故の日なし)の大化改新(今は暗殺事件は乙巳の変)のみでなく前提として蘇我一族と天皇家との関わりから書いてあるのが分かりやすかった。中大兄皇子がメインという事ではないという点が興味深かった。
本筋から少し外れるが蘇我家滅亡に際して貴重な史書まで灰燼と化したのは残念な話。本家筋の蘇我蝦夷、蘇我入鹿や厩戸皇子(聖徳太子)の息子も亡き後となっては死人に口無しで後の藤原氏が得する様な展開になっている気もした。 -
女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000057765
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東2法経図・6F開架:B1/5/2699/K
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乙巳の変の内容と関係者の流れ 大化改新がどのようなものであったかよくわかった
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蘇我氏本家が滅ぼされた乙巳の変。クーデターの真の目的は何か。その首謀者は誰だったのか。旧版を大幅改稿して内容を刷新。