保守主義の精神 - 上 (中公選書)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121100320

作品紹介・あらすじ

アメリカ保守思想の重要著作といわれ、各界に影響を与えた名著を、著者生前最後の改訂版である第7版(1986)をもとに本邦初訳する。リベラルが優位だった思想界でマイナーながら「保守」の意味を深く考察してきたラッセル・カークは、本書を通じてエドマンド・バークなど英米の伝統のなか見いだされる保守思想家の再評価を行った。その思想的意味は、現在、アカデミズムから現実政治家にまで広く認識されるようになっている。混沌とした世界の行方を見つめるために、そして、現代政治のダイナミズムを語る上でも、本書はまさに必読の書だといえよう。

感想・レビュー・書評

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  • 日本での保守主義の第一人者、中川八洋名誉教授の著作で知った保守主義の解説書。やっとの翻訳で即買い求め、読み出したのだが永らくの中断。やっと読み終わった。ほぼ一年がかりだったなあ。知的好奇心を満足させる保守主義の概説書で、バーク、アダムズ、ハミルトン、トクヴィルとおなじみの賢人たちがでてくるが、アメリカ南部保守主義については初めてだったのでとても勉強になった。

  • 東2法経図・6F開架 311.4A/Ki54h/1/K

  • アメリカ保守思想の重要著作といわれ各界に影響を与えた名著を第7版(1986)をもとに本邦初訳。現代政治を語るうえで必読の書

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著者プロフィール

アメリカの歴史家、社会評論家、文芸評論家。主著The Conservative Mind(1953・本書原書)はエドマンド・バークに始まる英米の近代保守思想の伝統を体系的に跡づけ、各界に大きな影響を与えた。在野の思想家として、本書のほかEdmund Burke (1967), Eliot and His Age( 1971)など約20の著書を著し、戦後アメリカに「伝統保守」と呼ばれる思想潮流を打ち立てた。米国の幽霊伝説の収集などでも知られ、小説や短編集の著書もある。米ミシガン州生まれ。

「2018年 『保守主義の精神 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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