「頭がいい人」は脳をどう鍛えたか (中公新書ラクレ 167)

制作 : 保坂 隆 
  • 中央公論新社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121501677

感想・レビュー・書評

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  • 幾つかは読んだことがあるがポイントを記す。
    *早起きの習慣を身につける
    *朝の光をいっぱいに浴びる
    よく言われることだがなかなか実行出来ない。
    *出来るだけ規則正しい生活をする
    不規則な労働環境にあっても規則正しい生活を心がけるのは大切である。
    *朝のラジオ体操
    これはたまに行っているので続ける。
    *声を出して朝刊を読む
    音読は大切なので場所を選んで行う。
    *ダイビング、サーフィン等海で遊ぶ
    時には本能的な行動に身をゆだね、脳の奥深くまで刺激する。
    *休日も誰かと楽しく過ごす
    生身の人間とのコミュニケーションが脳を刺激する。
    *音楽で頭をみがく
    モーツァルトは脳の機能を高めること、ストレス解消の働きがあることが知られているとのこと。
    *脳の情報収集力を低下させるストレスを減らす
    ストレスをため込まない方法を自分の中で持つ。
    *20分仕事をしたら3分休む
    *ど忘れした記憶は出来るだけ補強しておく
    その場で思い出すようにすべきと聞いたことがあるがそれは本当であった。これからは意識的に思い出すようにする。
    *便利なもの、楽なものは極力避ける
    これは様々便利なものがある現代ではなかなか難しい。
    入院している親に悩みを話し、親の頭を働かせるのは一つのボケ防止方法であるとのこと。
    *毎日10個新しいことにチャレンジする。
    いつものパターンを変えるだけでもよい。
    また旅行も変化がある点で脳への刺激となる。
    生活をパターン化することをとかく考えがちだが時には枠を外すのことも大切だ。
    *なりたい人の真似をする
    *刺激を組み合わせて記憶力を高める
    何度も書いたり、声に出すことで記憶力を高める効果がある。
    *ゲーム脳の恐怖
    ゲーム脳については諸説あるが本書ではゲーム中の脳の状態は認知症の状態と等しいとのこと。
    *割り勘の計算は暗算する
    *時々、九九を声に出してやってみる。
    *しりとりや連想ゲームで脳を刺激する
    *歌詞を消してカラオケを楽しむ
    *語学をマスターする時は同時に何カ国語か学ぶ
    *勉強や仕事の前に脳のウォーミングアップをする
    何か簡単な作業をして望むということ。これは何となく日々実践している。
    *指先を動かす作業で脳を刺激する
    *ウォーキングで頭の回転をよくする
    *美味しいもので脳を刺激する
    *ダイエットの方法に注意する
    我慢をするダイエットは脳の働きを止めてしまう。
    *脳が疲れたら仲間と共に食事を楽しむ
    人と一緒に食事をすることで社会に適した脳を育てる。
    *日記をつける習慣をつける
    これは行っているが一日の終わりに振り返ることが脳に大切なのである。
    *上手に忘れることも大切である
    忘れることを恐れずにしたい。
    *1日に1回は味噌汁を飲む
    貝や海藻類には神経伝達物質に関わる成分が多く含まれている。
    味噌汁といってもその内容がキーである。
    *ダイエット中でも1日100gの肉をとる
    極端なダイエットはよくない。
    *納豆で記憶力を高める
    *朝食をしっかりとる
    *試験や会議の日は朝食を2時間前にとる
    食後2時間に学習能力が高まることがラットの実験で分かっている。これは人間にも当てはまるようだ。
    *ここ一番の前にはプチ断食もいい
    但し、 成長期はよくないので気をつける。
    *適度なアルコールで頭の働きを促す
    *よく噛むことは脳を発達させる
    一口20回噛むことを心掛ける。
    *歯を出来るだけ大切にする
    *規則正しい眠りで記憶力を高める
    *ひらめきを呼ぶ浅い眠りを大切にする
    *マイクロスリープで睡眠時間を短縮する
    レム睡眠を飛ばし一気にノンレム睡眠に入る。これはなかなか身につけるのは難しそうだ。
    *1分間瞑想で実力以上の力を発揮する
    実力以上というのは難しいと思うが瞑想をすることで緊張をほぐすことは出来る。但し、これも訓練が必要である。
    *白雲想像法で簡単にα波状態に入る
    *ビジュアルなノートで右脳、左脳をバランスよく鍛える
    メモにちょっとしたイラストを書き入れることで右脳を働かせることが出来る。
    *右脳に眠っている力を活用する
    *イメージトレーニングで右脳の力を引き出す
    *寝る前のお話で子どもの右脳の発達を促す
    お話を聞くことでイメージを膨らませることが出来る。
    また本人を登場させることで願いを実現させるような話を作る。
    試してみたくなる話である。
    *週末は利き手を使わずに過ごす
    *悩みを打ち明けるなら女性の方がよい
    *嬉しい時はガッツポーズで喜ぶ
    態度であらわすと脳の視床下部が強く刺激される
    *真夏に炎天下での海水浴は避ける
    脳は熱に弱い器官である。
    *時計のない一日を過ごしてみる
    時には体内時計の知らせるままに一日を送ってみる。
    *6つの感を磨いて全脳を刺激する
    暗闇で過ごし視覚を奪われた状態で過ごすことで他の感覚が研ぎ澄まされるとのこと。
    *快楽報酬を取り入れ脳の集中力を高める
    *旺盛な好奇心を持ち続ける
    *IQの高低を気にしない
    *IQよりEQを大切にする
    EQとは脳の働きをあらわす基準。
    自己認識力、自己統制力、動機付け、共感能力、社会的スキルからなる。
    *スポーツに熱くなるとEQを磨ける
    *心地よい香りで脳を直接刺激する
    *わくわくする体験が脳を元気にする
    *くよくよと後悔しない
    *1日に1回は大声で笑う
    *若い世代と積極的に付き合う
    *異性へのときめきを大切にする
    *トイレに辞書を置いておく
    *全身運動で頭の凝りをほぐす
    脳と体は不即不離である。
    *目標達成まで小さな目標を設定する
    *全てを自分に都合よく考えてみる
    自己否定は脳にとって一番よくない。
    *お疲れ様の後は甘いものなどで頭の疲れを癒す

    幸せに生きる為に脳を磨き続ける。

  • 頭が良いかどうかは、ある程度「自己責任」である。
    脳を特殊な臓器だと考え、目的に沿って鍛え方も変えよう、という本。

    脳は大量の情報を同時に与えられた方が、一つ一つの情報がしっかり記憶される。
    ニューロビクス:五感の一つをあえて遮断して行動ぢ、他の神経の働きをいっそう引き出す。

    脳は集中できるのは30分程度
    脳から届く運動情報はあごからが50%(手足25%ずつ)

    西郷隆盛:目が覚めると「エイヤッ!」という掛け声で起きる

    学ぶの語源は「真似ぶ」人の模倣からスタート

    「アー」という音
    外国人は右脳で聴き、日本人は左脳で聴く。
    日本には自然の音を形容する語彙が多彩
    →意味のない自然の音を左脳で聞いて、特定の意味づけをするため

    情報のキャッチャーとして視覚が果たす役割りは80%以上

  • 自分の人生を明るく、有意義に過ごすための指南書である。
    自分がわくわくするもの、興味のあるものを追求することによって、脳は活性化され、自分にとって最大限の成果を発揮できるようになる。
    成功している自分の姿をイメージし、体的な目標を掲げることによって、進むべき道を明らかにし、成功報酬を取り入れながら目標達成に向けて前進することで、自分の願望を実現できる。

  • 『「頭がいい人」は脳をどう鍛えたか』/中公新書ラクレ/★★★☆☆/脳を若々しく保ち、仕事や勉強の能率を上げたりするためのちょっとした方法が書かれている。それは脳が快楽を感じることをするということでした。

  • ・「脳細胞のネットワーク作りを促進すること。これが脳を鍛え、
    みがきあげることの本質なのである」(P19)

    ・脳の情報整理のメカニズム研究によれば、脳は大量の情報を同時に
    処理する働きにすぐれている。
    一つのことだけを記憶するよりも、大量の情報を同時に与えられたほうが
    一つ一つの情報がしっかり記憶されるのだという。
    大量の情報があったほうが、記憶を再生するときの手がかりが
    豊富になるからではないかと考えられている。(P95)

    ・久しぶりに小学校や中学校の同窓会に顔を出したりすると、
    IQがかなり高く、成績も優秀だった人が、それほどパッとしていない、
    ということがある。IQはほどほど、成績も悪いほうではながったが、
    明るくて積極性にあふれていた人のほうが、生き生きとしていて、
    社会的にも評価が高く、いわゆる成功者になっていたりするケースも多い。
    (P194)

  • 6/18

  • 東海大学医学部の保坂隆氏の著作です。内容は巷間多く出ている脳関連本と大差なく、内容も脳を刺激するヒント的なものですので読んでいてすごく軽く感じます。過去、「頭のいい人」たちがどういう生活をして脳を鍛えたのか、キモの部分も希薄です。そういえばタイトルも「頭のいい人の…」からでしょうか。出版時期はこちらの方が少し早いんですが…。

  • ためになる部分が多かったです。
    タイトルにある「脳をどう鍛えるか」の答えは、心身ともに健康に生活することに尽きる、といったないようです。
    「脳を磨く70の方法」、いくつか納得できない部分もありますが、少しずつ生活習慣として取り入れていきたいです。

  • よくある本だけど、専門家の話はいいね。もっと専門的でいいかも。

  • 快楽報酬を作る。一日に一つ、仕事以外で自分のためにやる。具体的な目標が設定されれば脳は活気づく。「がんばる」よりも具体的な目標を。目標は小さなハードルから設定。これだけでも脳は満足する。「5月の模試で○○点を取ろう」←「○○大に合格する」。この満足感と自信が脳を元気にしてくれる。自己否定は脳にとって一番良くない。俺はダメな奴だと思わない、たまたま俺に向いていない仕事だったんだとか運が悪かったと自分に都合良く解釈すること(積極的な自己正当化)。やるべきことをしっかりやっているなら、相手がどうであれ、自分は決して間違っていないのだという自信をしっかり持ち続けることで脳は元気づけられる。

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