- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121502100
作品紹介・あらすじ
著者は今や地球をおおう環境問題を独自の「過密社会」論のなかに位置づけるとともに、ジャーナリストとしての現実に立脚した視点から、変化する日本と世界の「いま」を描きだす。競争社会を支える資源や土地に恵まれない日本では、現実の環境問題にどう対処すべきか。エネルギーフォーラム賞特別賞を受賞した『原子力と報道』に続く、原子力問題の一級ジャーナリストの力作。
感想・レビュー・書評
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『原子力と環境』(中村政雄、2006年、中公新書ラクレ)
環境問題に関する幅広いトピックを原子力を中心にまとめている。環境保全のモデルとして日本の伝統文化をあげているところが興味深かったが、原子力に関する国際社会の、また国内の潮流を捉えていると思う。さすがはジャーナリストといったところか。
また、ジャーナリストらしい淡々とした文章で綴られている。透明感のある文章だと思いますね。
(2011年1月4日 大学院生)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
企画コーナー「今、原発を考える時」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2011/5/23-7/31】
湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1495892 -
エネルギーと温暖化と原発の話。論旨は、エネルギーは必要だが温暖化は防ぐ必要があるので、原発が必要、ということ。著者の意見かどうかはわからないが、プルサーマル、高速炉、高速増殖炉含めたプルトニウムの再利用も進めるべきという論調。政治的、経済的な側面から書かれているのが特徴的。
これを読むと、軽水炉が日本で使われていてペベルベッド炉が使われない理由は、技術的な面というよりも、プルトニウムの抽出が困難になるのでやっていないのでは、と推測できる。
エネルギーと経済力は密接に関連している、グリーンピースはオイル系企業から献金を受けているので反原発をしている、あたりは気にしておきたい。
原発の話は1/4で、ほかはエネルギー政策、温暖化、日本人の気質について語られていた。 -
少しでも原子力の基本的なことを知りたいと手に取ったが、文章が乱暴で読みにくいのがまず残念。
原発推進の立場から、資源・エネルギーの世界状況の概観、日本の立場などを解説。
今このとき、日本人はそうは考えてないだろうな、ということが多い。
時代は刻々と移っている。もう少しニュートラルな本で原子力について学びたい。 -
こういう知識は知れば知るほど幅が広くて取捨選択に悩むけど、知らないよりは良いんだと思う。
3/20追記
これ読んでおいたので原発に関してまだ冷静に落ち着いて受け止められた。
もちろん場所の遠い近いはあったにしろですが。 -
4121502108 189p 2006・3・10