朝鮮総連: その虚像と実像 (中公新書ラクレ 298)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121502988

作品紹介・あらすじ

かつて希望に満ちていた朝鮮総連がなぜ、金日成・正日親子に忠実に従うだけの組織に成り下がってしまったのか。かつて朝鮮大学校で教鞭をとっていた著者だからこそ書ける、"転落"の軌跡。

感想・レビュー・書評

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  • もちろん占領軍に弾圧され、日本共産党は党員を日本国籍に限る原則に転換したが、彼ら自身レッドバージで地下活動方針。偽大統領・李承晩が息子諫死ハワイ亡命の際は南北統一も近いとの期待が膨らんだが…/昭和四十年頃、総評・創価学会とまとめて異質集団「三そう」と揶揄され…創価も大学設立。著者は東京都小平に北朝鮮の資金で建設された朝鮮大学校の元教員。金日成とその血統絶対化という笑止なドグマでも閉鎖的環境で集団教育すると徹底は出来るものだ「偉大な首領によらなければ民族は自覚的に行動できない」定住確定と文化大革命の影響か?

  • [ 内容 ]
    かつて希望に満ちていた朝鮮総連がなぜ、金日成・正日親子に忠実に従うだけの組織に成り下がってしまったのか。
    かつて朝鮮大学校で教鞭をとっていた著者だからこそ書ける、“転落”の軌跡。

    [ 目次 ]
    第1章 朝鮮総連の誕生―それは在日朝鮮人コミュニティーから始まった
    第2章 教育の変質―朝鮮学校では何が教えられたか
    第3章 財政活動―金はどこから集まり、どこに流れたか
    第4章 工作活動―裏の顔に蝕まれた権利擁護団体
    第5章 内部抗争―金日成・金正日に操られる指導者たち
    終章 朝鮮総連再生への道

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著者プロフィール

1941年大阪市で生まれ。1960年3月、大阪府立生野高校を卒業。
1960年4月~62年3月、在日本朝鮮青年同盟大阪中西支部。
1962年4月、朝鮮大学校政治経済学部入学。
1966年3月、朝鮮大学校政治経済学部卒業後、朝鮮問題研究所所員として2年間在籍。
1968年4月~75年3月、朝鮮大学校政治経済学部教員。
その後、(株)ソフトバンクで孫正義と共にパチンコ経営企画に携わった後経営コンサルタントとなり、2006年からコリア国際研究所所長(北朝鮮・韓国問題、在日同胞問題を研究)。デイリーNK顧問。
著書 『北朝鮮 その世襲的個人崇拝思想―キム・イルソンチュチェ思想の歴史と真実―』(社会批評社)
『朝鮮総連―その虚像と実像―』(中公新書ラクレ)
『友愛ブックレット 韓国・北朝鮮とどう向き合うか』(共著、花伝社)

「2016年 『揺れる北朝鮮 金正恩のゆくえ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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