- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121505453
作品紹介・あらすじ
なぜ大人数の会議では、言いたいことが言えないのか。おかしな結論が出そうなとき、末席にいる自分はどうすればいいのか。著者の豊富な実体験と心理学の先行研究をもとに、集団による意思決定がはらむ危険性を考察。悩めるあなたが一人でもとれる「戦略」を伝授する。
感想・レビュー・書評
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心理テストを含めて会議の方向性に関しての注意点喚起
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会議という意思決定の場での論理について書かれた本。非常に奥が深い問題なのだと思うけれど、新書なので内容は浅め。もう少し掘り下げたものが読んでみたいと思った。
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本書でロバートルールやアローの定理があること、選考序列の循環がある場合は、論点を分けて議論することで結論が変わることを知った。他方で、本書の確率的なシミュレーション実際に当てはめるのは単純化し過ぎて無理があるように思う。
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新書の内容に止めてしまうのが、もったいない非常に深い内容であった。特に行政機関や大学で働くものは会議が多いので本研究は非常に参考になる。
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会議室で正論を述べているのに孤立無援だと感じたこと、あるいはそんな状態に置かれた人を見た経験はないだろうか。「悪人」が一人もいなくても、時に不正までも承認してしまうのが、集団心理の恐ろしいところである。しかし会議は、個人の力ではできないことを成し遂げるための関門でもあり、逃げてばかりはいられない。会議の場で味方を増やし、自分の意志を貫くための知識とテクニックを社会心理学の専門家が伝授する。