読売新聞朝刊一面コラム - 編集手帳 - 第三十二集 (中公新書ラクレ 593)
- 中央公論新社 (2017年8月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121505934
作品紹介・あらすじ
空前の低支持率でスタートしたアメリカのトランプ大統領は、国内外で軋轢の連続。日本周辺では、「親北朝鮮・反日」と伝えられる文在寅氏が韓国新大統領に就任、北朝鮮がミサイル実験を立て続けに行うなど不安材料は山積。一方国内の政局は波乱含みだが、稀勢の里の横綱昇進、一四歳の最年少棋士、藤井聡太四段の二九連勝が日本中を沸かせた。
感想・レビュー・書評
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毎朝届けられる名文をじっくりと味わえる幸せ。トランプ政権誕生、築地市場の豊洲移転問題、稀瀬の里……二〇一七年上半期をふりかえる
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読売新聞 朝刊一面コラム 2017年1月1日~6月30日
なんと教養のある人だろう。
批判と皮肉と優しさをその教養で言葉にする。
なかなかできることではない。
下記、一番好きなコラム
「浮世のマナー」
鮎は瀬につく鳥は木にとまる 人は情けの下に住む
泥棒派の警戒心には鬼なし派の思いやりを暖かい衣にして着せる。浮世のマナーである。
と、問題となった、神奈川の生活保護受給者の自力支援を担当する職員を嗜めている。
「□溶性」
無駄だろう?意味ないだろう?馬鹿だろう?今さらだろう?でもやるんだよ!
そう、やるんだよ! -
やはり朝刊で毎日触れたい
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平成29年上半期の読売新聞「編集手帳」から。国内では稀勢の里の横綱昇進、藤井聡太四段の快進撃が話題になる一方で、国際情勢は米国トランプ政権の誕生、北朝鮮の核開発と両国の対立が紙面を騒がせた時期である。
ホッとするような、時には鋭く切り込むような文体が心地よい。これからも時々読み返したい一冊。 -
東2法経図・開架 B1/5A/593/K