増補版-弘兼流 60歳からの手ぶら人生 (中公新書ラクレ 763)
- 中央公論新社 (2022年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121507631
作品紹介・あらすじ
定年後は持ち物や人間関係を整理し、身軽に人生を楽しもう!課長島耕作』などで知られる漫画家が60歳からの理想の生き方をつづったベストセラーの増補版。
「常識」という棚にしまったすべてのものを一度おろして、ひとつひとつ吟味してみませんか。そうすれば、きっとこれからの人生に必要なものと必要でないものが見えてくるはずです(はじめにより)。
感想・レビュー・書評
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60歳から、どのように生きて行けば良いのか、何か参考になることが記されていないか、と期待して手に取ってみたが…。「料理を始めよう」だの「ゴルフで身体を動かそう」だのという、自分と全く違う世界の話が出て来たところで、学べるものがないなぁ、と感じてしまった。あくまで『島耕作』的60代の話なのだ、と思った。
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個人的には、家族から自立するの章に共感。家族はひとつという幻想は捨てる。定年後の男の価値はゼロ、奥さんからはそう思われているなど。他人事だと思っていたが、これが現実的だとしみじみ感じる今日この頃です。さみし〜い!
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手ぶら人生も悪くない。
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年賀状は早速古いものから捨て始めましたが、全くやめてしまうにはもう少し時間が必要かな。身軽になろうという発想は大変参考になりました。
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書いてあることには頷けるのだが
なんでだろう・・・
もはや何を書いても島耕作の匂いが消えなくなってない? -
どんなふうに過ごしても
一時間は一時間
一日は一日
一生は一生
時間は誰にでも平等
その時間をどう使うかは、その人次第 -
私の会社員生活のバイブル「島耕作」シリーズの作者が60歳以降の生き方を指南した書。
ただ私が定年退職してこれからの人生への取り組み方として考えていたことが、そのまま書いてあるだけだったので(「島耕作」シリーズで弘兼さんの考え方が浸透している?)特に新鮮味がなかった。 -
読みやすい。参考になります
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60歳からとなっているが30代の自分が読んでも将来に備える意味でとても参考になった。
まずはよくある断捨離的なものを減らそう、友人付き合いも必要以上に持たないようにといった内容。
ただ、「手ぶら」をめざすことも必要だけど「目標」や「生きる糧」は最後まで手放さないように生きなさいというアドバイスも、著者の70年余りの人生からの教訓として学ばせてもらった。
まずは、前職とかで取っておいた名刺はさっさと捨てようと思います。
人生の残り年数を考えて、やりたいことが後何回ぐらい出来るか計算してみます。
以下、参考になった内容を抜粋
・自然の流れにさからわずにいかに老いを受け入れるか、前向きなあきらめは必要。
・「どんなふうに生きても1時間は1時間、1日は1日、一生は一生」
・どんなハプニングや悲しいことですら、それも経験と割り切ってプラス思考で「いい感じ」と思って生きる。 -
60歳は物語で言えば終盤、いよいよ仕上げの始まりです。この機会に「常識」という棚にしまったものを、一度おろして吟味する。「持ち物」「友人」「お金」「家族」・・・・。身辺整理」をしたその先に、これからの人生に必要なものがみえてくるはず。
こういった本を書くのですから当たり前かもしれませんが、どうしても弘兼さんご自身の考えと行い...
こういった本を書くのですから当たり前かもしれませんが、どうしても弘兼さんご自身の考えと行いを正しいものとして読者に高みから教宣する匂いが抜けないですもんね。人に押し付けられるような自己啓発本は私の好みではないです。
先日、地下芸人と呼ばれているチャンス大城さんの「僕の心臓は右にある」を読みました。
こちらは弘兼さんとは逆で、それこそ地下の様な状況での生活から普通の人達の生活を眩しそうに仰ぎ見て、自分を曝け出している潔さに好感が持てました。
エッセイですが読み方によれば大城さんの生き方を参考にした自己啓発本と言えない事もないかなと思いました。
コメント、ありがとうございます。
『60歳から~』という書名にひかれて読んでみました。
自己啓発本って、自分に...
コメント、ありがとうございます。
『60歳から~』という書名にひかれて読んでみました。
自己啓発本って、自分に合うかどうかは読んでみないと分からないですね(^_^;)
図書館などで、借りて読むのが一番いいと思いました。
なるほど。目から鱗。
なるほど。目から鱗。