地図バカ-地図好きの地図好きによる地図好きのための本 (中公新書ラクレ 801)
- 中央公論新社 (2023年9月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121508010
作品紹介・あらすじ
「東が上」の京都市街地図/鳥瞰図絵師・吉田初三郎/アイヌ語地名の宝庫/職人技のトーマス・クック時刻表/非常事態の地図……著者は小学校の先生が授業に持参してきてくれた国土地理院の一枚の地形図に魅せられて以降、半世紀をかけて古今東西の地図や時刻表、旅行ガイドブックなどを集めてきた。その“お宝”から約100図版を厳選。ある時は超絶技巧に感嘆し、またある時はコレクターの熱意に共感する。身近な学校「地図帳」やグーグルマップを深読みするなど、「等高線が読めない」入門者も知って楽しい、めくるめく世界。はじめに――地図はみんなのもの1章 余はいかにして「地図バカ」となりしか2章 地図を愛した先人たち3章 お宝地図コレクション4章 西へ東へ、いざ机上旅行5章 地名・駅名・バス停名あれこれ6章 地図に刻まれた栄枯盛衰7章 天災と人災おわりに――紙の地図がなくなったら
感想・レビュー・書評
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興味深い本でした。
特に電車好きとしては、路線図系の話は何度も読み返して知識としてインプットしました! -
今尾さんの集大成的な本に思えた。
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京都府立大学附属図書館OPAC↓
https://opacs.pref.kyoto.lg.jp/opac/volume/1280573?locate=ja&target=l? -
面白かった
僕も地図大好き
地形大好きで
そこに、歴史も映し出される
一気読みしました -
<目次>
第1章 余はいかにして「地図バカ」になったか
第2章 地図を愛した先人たち
第3章 お宝地図コレクション
第4章 西へ東へ、いざ机上旅行
第5章 地名・駅名・バス停名あれこれ
第6章 地図に刻まれた栄枯盛衰
第7章 天災と人災
<内容>
地図好きの地図好きによる地図好きのための本、とあるとおり、最近のニッチな趣味者向けの本。今尾さんは骨の髄まで地図好きなのだが、もともとは雑誌「中央公論」連載の記事をまとめたもの。今尾さんは地図から派生して、地名の問題、災害との関連など、社会への提言もあり、地名好きの私としては、かなり重なる趣味者なのである。 -
【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/569215 -
好きが高じて、ライフワークとなる人は多くいるが、それがきちんと収入源として成り立っている人はどのくらいいるだろうか。著者の地図好きについてのルーツやその収集方法や視点はとても興味深い。現代において紙の地図が主流でなくなったことについては、我々もかつて車を運転する時には地域のドライブマップが必ずどの車にも載せていたのが、今はスマホやカーナビがその役割をやっている。また、古本店がどんどん無くなっていることについても言及されていたが、本屋自体が街から消えていっているということも改めて感じた。
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地図好きにはたまらない今尾恵介氏の最新作。地図との出会いから他の作品同様、マニアな楽しみかとを教示してくれる一冊。中央公論連載のコラム。
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説明が具体的だったので岐阜市出身かと思えるほど著者の地図解説が好きだったんですが、その秘訣が垣間見える
一体どんだけ収集しているんだろうか
紙が消えていくのは寂しいがnetで過去未来を旅できる事を活用したい
<書評>『地図バカ 地図好きの地図好きによる地図好きのための本』今尾恵介 著:東京新聞 ...
<書評>『地図バカ 地図好きの地図好きによる地図好きのための本』今尾恵介 著:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/280731?rct=shohyo