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- Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121601353
作品紹介・あらすじ
大局観と人間関係を重んじた子・海舟。奔放不羈、無頼三昧の父・小吉。二代の江戸っ子回顧譚。
感想・レビュー・書評
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勝海舟や勝小吉のようにユーモアと余裕のある人間は魅力がある。
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勝海舟の日記「氷川清話」。勝海舟の親、小吉の「夢酔独言」。エピソード。貧困。
人物への主観あり。
C1295 -
勝海舟の自伝。
若干の自慢も含まれるが、自慢に値するだけの経歴なのでむべなるかな。
個人的には西郷隆盛、横井小楠の人物像に惹かれる。あの勝海舟が認めた2人は個性も異なるが筋が通っていたということだろう。
寛容なのは、決まった形の人間像なんてものはなく、自分の個性を最大限に発揮すること、そして柔軟に新たな要素を吸収していくことだと学んだ。
茶屋のおばちゃんなどの庶民からも勝海舟は多くのことを学んだというエピソードは印象深い。やはり現場主義なのだろう。
徳川家康公が市井の人々を訪問し、碁を打ったことは現場主義に通ずる。
「かえすがえすも後進の書生に望むのは、奮ってその身を世間の風浪に投じて、浮かぶか沈むか、生きるか死ぬかの処まで泳いでみることだ」
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