地政学入門 改版 - 外交戦略の政治学 (中公新書 721)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121807212

作品紹介・あらすじ

地政学とは地球全体を常に一つの単位と見て、その動向をリアル・タイムでつかみ、そこから現在の政策に必要な判断の材料を引き出そうとする学問である。誤解されがちだが、観念論でも宿命論でもない。本書は現代の地政学の開祖マッキンダー、ドイツ地政学を代表するハウスホーファー、そしてマハンらによるアメリカ地政学を取り上げ、その歴史と考え方を紹介する。地図と地球儀を傍らに、激動の国際関係を読み解こう。

感想・レビュー・書評

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  • 地政学の歴史や有名な地政学者の考え方を紹介している。地政学の成り立ちや発展の経緯をなぞるだけで、ここ200年程の世界史が立体的で臨場感のあるものとして捉えられるようになれて、衝撃を受けた。
    今年1冊目として読んでよかった。

  • 地政学に興味があったので、手に取ってみたが、正直自分には内容が難しかった。ある程度世界史、地理の知識ないとなかなか読み進められない。いつかもう一度挑戦したいなぁ...

  • 全く面白く無かった。世界史や世界地理の予備知識がないと終始何を言ってるか理解するのが難しかった。本自体も1984年に描かれているのでソ連、東ドイツなどのワードが出てきて馴染みにくい感じがした。
    ドイツはロシアの極東政策を歓迎していたが、理由は東欧の緊張を和らげる下心があったため。しかし日露戦争でロシアが負けたことでドイツはロシアに対して財政的な束縛を強めた。それも要因となりロシアはフランス、イギリスと同盟を結びドイツは孤立化してしまう。

  • 2020年代巷にある~地政学という本類とは違って、地政学そのものを議論解説するハードな本。難しかった。

  • オススメしないな。
    読みにくい本。入門なのに前提から説き起こしていない。地図が少ない。さらに、時代の制約から仕方ないとはいえ、中国への言及がないなど現代性もない。
    この人は誰に向けて書いているのだろう、と思う表現が多々あった。
    学者という村の住人でしかない。外の人には届かない印象だ。
    もっとカジュアルで読みやすい入門書を手に取ろう。そっちの方が100倍マシだ。
    帯にある「名著」は軽々しく使わないでいただきたい。
    よって、★はゼロだ。

  • 歴史的背景を基に、基本的な地政学の話が一通り学べる。
    初版はかなり前に発行されているが、現代においても地理的制約をベースに物事が考えられていることがよく分かる。今日の紛争、戦争の背景等を深く理解するのにも役立った。

  • 地政学という学問の知識を得るよりは、外交史を知るものであった。第二次大戦前の状況で大東亜共栄圏についてもふれられていた。世界の外交ではなくて、地域の外交なので、あまり現在に適応するものではないのかもしれない。

  • 地政学“入門”と題されているが、歴史・地理、そして軍事科学の知識をも必要とする(本文中にもある)ため、それらの知識が浅い自分にはかなり難しかった。しかし、難しいながらも面白いと感じる部分は多かった。勉強してもう一度読み直したい。
    自分の無知を思い知らされた一冊。

  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001107314

  • 地政学に関心があったため読んでみたが、正直難しく読みづらかった。もう少し、勉強してから読み直したい。

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