日本人の知恵 (中公文庫 M 1)

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  • 中央公論新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122000162

感想・レビュー・書評

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  • 根拠不明の通説のようなものも痛快に言い切る論調は、まさに梅棹節の真骨頂!(共著ですが。というより文章化は記者の方がされたようなので、共著ともいわない?)
    もっとひらがなが多かったら最高でした。ほかのテーマについてももっともっと読みたい。梅棹ファンは必読。

  • 2015/9/19読了

    日本特有の文化について、数十種類のトピックごとに分けて書いた本。

    私の親が産まれた時代に書かれた近現代の民俗学の本でしたが、現代においても応用の効くアイディアがたくさん込められていました。

    日本人独自の文化とその成り立ちに対して民俗学的に簡単に考察し、なぜそれが日本の文化と成り得たかがよくわかる話になっております。

    特に面白いと感じたトピックは、
    じゃんけん、ノー・チップ、歌謡曲、石
    です。

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著者プロフィール

一九一四年(大正三)、石川県に生まれる。三八年(昭和十三)、京都帝国大学文学部国史学科を卒業。日本史研究会の発起・代表委員。立命館大学教授、京都大学人文科学研究所教授、同所長、京都国立博物館館長、日本学士院会員を歴任。部落史・女性史・地方史の開拓に貢献。九〇年、朝日賞受賞。九八年(平成十)、逝去。『古代国家の解体』『中世社会の基本構造』『中世芸能史の研究』『民衆生活の日本史』『紅と紺と』『京都の歴史』『町衆』などの多数の編著は『日本史論聚』(全八巻)に収録。自伝『一歴史家の軌跡』がある

「2019年 『日本史のしくみ 変革と情報の史観』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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