[ 内容 ]
日本の古代国家形成に多大な役割を果した遣隋使・遣唐使。
中国に学んだ彼らの殆んどが朝鮮半島からの渡来人であった。
彼らの将来した中国文化とはいかなるものであったのか。
本書は厖大な資料を渉猟検討し、唐代の国家と仏教教団の緊張関係を徹底解明する。
[ 目次 ]
隋唐時代の中国と日本の文化(日出づる国からの使節;隋の文帝、仏教を復興;遣隋使・遣唐使が将来した文化)
唐初の仏教・道教と国家―法琳の事跡にみる(傅奕の排仏論の背景;法琳の護法活動;遺教経施行勅の発布 ほか)
唐中期の仏教と国家(写経跋にみえる浄土信仰と国家;造像銘に現れた唐仏教;玄宗朝の仏教政策 ほか)
唐代における僧尼拝君親の断行と撤回(礼敬問題の研究小史;隋唐初における不拝君親運動;玄宗による僧尼拝君親の断行 ほか)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
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