総司はひとり (中公文庫 と 23-5)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122040847

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと読みづらい本だった。創作の部分が多いけど、どうもリズミカルに話が進まない。総司が病のため、新選組後期にはほとんど史実に登場しないからか、壬生狼時代をひっぱりすぎな気がした。かと思えばいきなり伊東甲子太郎に話がとんだり。なかなかこの本の世界観に入り込みづらかったがとりあえず読了。

  • 誰かに対する尊敬や恨みや恋心、そういう感情は全部、独立してあるものじゃなく、複雑に入り混じっていて、日々移ろっていくもんなんだろうなぁ。日々誰かを信じたり失望したりするなかで自分の価値観は変わっていくし、他人の多面性も徐々に見えてくるものだから。総司が唯一自分の意思だけで動かすことのできた剣で、誰かを斬ること、その意味を見いだすことが、総司にとって自分の感情を確かめる方法だったのかもしれん。乱世の思春期(青年期?)は大変や。総司がプレゼントを選ぶシーンがとてもよかった。

  • 沖田は恋していたのか否か。

  • 20031102

    新撰組ものではかなりいい方と思う。

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