動乱の序章 1 (中公文庫 か 68-8 デルフィニア戦記 第 3部)
- 中央公論新社 (2003年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122042865
作品紹介・あらすじ
リィとの一騎打ちに敗れたナジェック王子が敵軍の手に落ちたことで意気消沈するタンガの陣に、国王ゾラタス率いる援軍が到着した。迎え撃つデルフィニア国王ウォル・グリーク。両国の王を将とした大軍が国境の砦をはさみ対峙する。パラストを加えた大華三国は三つどもえの戦乱に突入してしまうのか。
感想・レビュー・書評
-
リィとの一騎打ちに敗れたナジェック王子が敵軍の手に落ちたことで意気消沈するタンガの敵に、国王ゾラタス率いる援軍が到着した-。タウ山の秘宝、人質のウォル、タンガとパラストの二国連合、暗殺集団ファロット一族など。デルフィニア戦記 第三部(全5冊)。
お気に入りのシーン
・タンガの使者に対する宰相ブルクスの毅然とした態度(3-3.p55)
・ロザモンドを気遣うバルロ団長(3-3.p141)
・オーロン王の命を受ける老臣の鋭い目(3-3.p179)
・巻頭の地図の拡がり!(3-5)
次は最終章へ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うんうん、さすがに「内乱記」から「近隣各国とのすったもんだ」になってからのほうが面白いなぁ。 と言うのも、基本的にこの物語、ウォルの敵になる相手が小物すぎるきらいがあると思うんですけど、それでもさすがに相手が近隣王国の王様となってくると、少しは期待が持てそうな雰囲気が漂ってくるんですよね~。(まだ、定かではないんですけど・・・・) それと同時にこの第3部ではウォルの本当の意味での愛妾問題とか、バルロやナシアスの恋の物語なんかもでてきて、特徴(個性)の乏しかったウォルを取り巻く人々の本質・・・・みたいなものが生き生きとしてくる感じがするんですよ。 あ、一応お断りしておくと基本的に KiKi は恋愛小説みたいなものはあんまり趣味じゃなくて、恋愛シーンにときめいたりすることは皆無なんですけどね(苦笑)。
そうそう、そして第2部から登場したシェラも少しずつ興味深いキャラになってきています。 そしてシェラが無意識ながらもその一翼を担っていたファロット一族がなかなかいい味を出しています。
(全文はブログにて) -
何度も、何度も。
繰り返しては繰り返し。
一度読むと全巻読破、したくなる。
そんな本です。 -
あらら急にラブコメ。でも私はウォルがしたイヴンの手の甲へのアレに一番ときめいたけどね!それにしても突如明かされたリィの力がすごすぎるって。いきなり「魔法惑星」って単語が出てきたときには、たまげたね。相変わらずシリアスな部分とコミカルな部分の緩急が絶妙。
-
恋のあれこれ
からの急展開!
元の世界の話、何か知ってる人…? -
王が結婚した途端、あっちもこっちも結婚話。急にラブコメになった。みんなうまくいってほしい!特にナシアスとラティーナ、お似合いだと思う。
シャーミアンとイヴンのところは本当に驚いた。シャーミアンがあそこまでやるとは思ってなかったし、イヴンがあそこまでかっこいい人だと思ってなかった。銀の話も含めて、イヴンのことを見直した。 -
動乱の序章1
190411読了。
今年30冊目今月8冊目。
#読了
#茅田砂胡
#デル戦
#動乱の序章1
デル戦第3部。王座奪還→公爵家の跡目争いと来て、いよいよ他国との戦乱である。
裏腹に首都コーラルは恋の季節。
元々枠に収まらないリィだがいよいよトンデモっぷりに拍車がかかる。
損得ではなく義で軽重を測る国王がカッコいい。
そんな秘密があったのね。 -
201711