がん患者学: 長期生存患者たちに学ぶ (1) (中公文庫 や 47-1)
- 中央公論新社 (2004年3月25日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122043435
感想・レビュー・書評
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がんと言えばこの本と言うくらい代表的な本らしい。
著者自身もがんを患い、がんを乗り越えて寛解した人たちを取材している。
抗がん剤治療を否定しているのかと思えば、標準治療で寛解している人も登場するのでそういうわけでもない。
「こうするのが正しい」という押し付けが一切ないから読みやすい。
登場人物も、様々な年齢、性別、社会的地位の方が登場して、がんとの向き合い方も千差万別。
個人的には後書きの部分が1番響いた。
病にかかること、病で亡くなることを失敗、不幸と決めつける社会の価値観に疑問を呈している。
私達は病や死と常に隣り合わせで生きているのだから、病も死も常にセットで生活していると言える。
闘病生活は大変だけど、必要以上に恐れることはない。
病も癌も、生も死も私たちの一部なのだからと締め括られている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
配架場所は、闘病記文庫 請求記号 494.5//総記
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4122043433 477p 2005・12・25 2刷
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