日本怪談集 妖怪篇 下 (中公文庫 B 21-3 BIBLIO)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122043862

作品紹介・あらすじ

タソガレの逢魔が刻からカワタレの暁闇、鶏鳴暁を告げるまで…「人外の魔物の時間」に戦々恐々としながら、人々は異界と隣り合わせに暮らしてきた。妖怪譚は実体験として人口に膾炙し、生活の中に脈々と息づいていた-日本各地に伝わる例話に詳細な解説文を加え、「神霊から妖怪へ」というパターンを内側から解きほぐそうと試みた好著。下巻には鬼・天狗、山姥・磯女・雪女らの妖怪を集め、妖怪外伝・妖怪研究および索引を付す。

感想・レビュー・書評

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  • 妖怪外伝と妖怪研究が興味深かったです。
    神と妖怪の境目はどのあたりなのでしょうか。

    雪女は知っていましたが『磯女』はこの本で初めて知りました。知らない妖怪はまだまだあるな、と上巻下巻を通して感じます。
    しかし、柳田國男翁の功績の大きさを改めて思います。

  • 下巻の最後には民俗学についても書かれている。
    個人的には樹木の霊の話が好き。

  • 妖怪伝承を掻い摘んで紹介している
    意外にも明治大正昭和にも妖怪の類を見たという話があり、驚いた

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著者プロフィール

1914年福島県生れ。1941年慶應義塾大学卒。佐藤信彦、折口信夫から民俗学の薫陶を受けるとともに、柳田国男に師事。毎日新聞に勤務しつつ、民俗学研究所理事、日本民俗学会評議員などを歴任。1982年没。

「2022年 『柳田國男先生随行記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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