世界の歴史 2 (中公文庫 S 22-2)

  • 中央公論新社
3.25
  • (1)
  • (1)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 72
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (525ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122051850

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 図書館で借りた。
    中公文庫の世界の歴史シリーズ2巻目は中国の古代史から。考古学や中国の建国神話観点での話から、秦による統一、三国時代まで収録されている。
    これも入門レベルではない。『史記』とは何か、という言及は無く、いきなり「『史記』が書かれた年代は正しいのか?」といった研究レベルの論理から入るので、「えーっと、史記って何だっけ…?」なんて考えていると置いていかれてしまう。
    情報量は間違いないので、ある程度input済のレベルで読むのがいいのではないだろうか。

  • NDC209
    目次
    第1部 新石器、殷・周―族的秩序が崩れるまで(本書前半をひもとく前に;新石器時代;殷王朝と周王朝;春秋戦国時代)
    第2部 皇帝、四海を制す(辺境の覇者―秦の勃興;天下一統―始皇帝の登場;長安の都―漢帝国の成立;登りつめた漢帝国―前漢から新へ;洛陽の盛衰―後漢;天下三分の計―三国時代)

  • [評価]
    ★★★☆☆ 星3つ

    [感想]
    中国の夏~三国の時代あたりを解説している
    ただ、最初の1/3ぐらいは中華文明を考える上で根底となる天文や暦、思想などの解説があり、興味深い内容ではあるのだが何回で読むのに時間が掛かってしまた。

  • 第一部は著者が何度か言っているようにまさしく「私見」。著者が自分の研究の成果をまとめて披瀝したものといったところ。叙述は年代順と言うわけでもなく、よく前後する。概説的通史ではないし、入門にも向かない。第二部は対照的に秦漢を軸とした概説的通史。少し雑な記述もあるが、こちらは入門編と言った趣き。時代順に述べられ文章も平易。

  • 中国史は陳舜臣に限るが、まあ勉強になりました。

    難易度 難
    感動☆☆☆☆☆
    涙線☆☆☆☆☆
    興奮☆☆☆☆☆
    感心★☆☆☆☆
    伏線☆☆☆☆☆

  • OI1b

  • 古代史書をひもとき直す試みが中国史を根底から覆す。考古学の成果に根ざして庶民の暮らしや固有の風土を活写。甲骨文からはじまって始皇帝、項羽と劉邦、三国志の英傑たちまで、沸騰する中国文明の創世記へと誘う。

  • 先史から春秋戦国時代までの前半部はイマイチだけど、秦から晋までの後半部は面白かった。

    前半部も出気が悪いわけでは無いと思うのだけれど、いかんせん古代中国史における史料批判の方法を入門書で展開されても、付いていけないというか……
    各論は興味が出たら別途調べれば良いのだから、入門書ではもっと総論的な話が欲しいところです。
    その点で後半は入門書に期待している内容そのものと言った感じで、わかりやすくて良かった。
    全体を後半のテイストで統一して貰いたかったなぁ。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1938年愛媛県生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業。文学博士。東京大学教授、立正大学教授を経て、現在、東京大学名誉教授。著書に『中国古代の「家」と国家』『東アジアの世界帝国(ビジュアル版世界の歴史8)』『中国歴史紀行』ほか。本シリーズ編集委員。

「2021年 『中国の歴史12 日本にとって中国とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

尾形勇の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×