パリからの紅茶の話 (中公文庫 と 21-5)

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  • 中央公論新社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122054332

感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  • 久しぶりにワクワクした。紅茶は大好きなので目にすると読む。
    著者は知らないが、紅茶は素人みたい。そこから始まるので、それご存知なかった(^_^;)も、愛嬌がある。びっくりしどころも、フランスに長年いるから?
    みんなが知っている文学作品が出てきますし、単純に楽しめます。あっという間に読める本。

  • タイトルを見て思った。どうしてパリと紅茶が関係あるのか。ロンドンなら分かるが、パリならやはりカフェオレだろう。著者が述べているように、フランスにおける紅茶の位置づけはかなり低い。紅茶は、気取った飲み物と書かれているので「うーん、そんなに気取った飲み物か」と思った。それは、ペットボトルや缶に入った紅茶を見慣れて、飲む機会の多い私には、ごく普通の飲み物の一種だと思う。しかし、歴史をたどるとその理由が分かる、19世紀のフランスのブルジョワが、イギリス流の紅茶を飲むようになってから、気取った飲み物と言うイメージが定着したそうだ。

     もしかしたら、フランス人のイギリス人嫌いにも関係しているのかな。過去の歴史を見て、ナポレオン時代にしても、百年戦争にしても、互い敵同士であった時代が長いので、脈々とイギリスアレルギー、フランスアレルギーが受け継がれている気がしてならない。

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著者プロフィール

一九六一年、跡見学園短期大学卒業。七八年よりパリ在住。カルチェ・ラタンでの暮らしは二十余年を数える。フランスワインと料理を愛好するエッセイストとして活躍。著書に『パリからのおいしい話』『ロマネ・コンティの里から』『暮らしのアート』『私のパリ、ふだん着のパリ』『パリからの紅茶の話』『じゃがいもびいき』(以上、中央公論新社)、『パリ住み方の記』(講談社)、『パリの街・レストラン散歩』(実業之日本社)などがある。

「2017年 『ワインに染まる パリから始まる美酒の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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