反日 - 中国は民族主義を越えられるか (中公文庫 ハ 14-1)

著者 : 馬立誠 杉山祐之

• 中央公論新社 (2011年5月21日発売)

感想・レビュー・書評

[okz99さんの感想 · 2012年4月28日]

中国情勢について初学者の私としては訳者の解説までついてちょうどよかった。

[染井吉野ナンシーさんの感想 · 2011年7月28日]

確かに人民日報社の人間という立場からすれば、ここまで書くのがボーダーラインすれすれなのでしょうけど、やはり更に一歩踏み込んでくる人が後に続かないと、と思います。また、本書は別々に発表した論文を一冊にまとめているので、重複する箇所などがあり、読んでいてしばしば既視感に襲われます。それにしても、西側先進国の凋落、経済面での中国一人勝ち状態が続き、馬氏が懸念する方向に中国が進んでいるような気がします。