スマイリング! - 岩熊自転車 関口俊太 (中公文庫 と 34-1)

著者 : 土橋章宏

• 中央公論新社 (2018年4月20日発売)

作品紹介・あらすじ

函館市内の中学校に通う関口俊太は、ロードバイクにあこがれていた。だが、父は失踪。母は水商売で、お金も愛情にも恵まれず、一人、ママチャリでトレーニングする毎日だった……。そんな俊太を回りは憐れみ、あるいはからかう。だが、ある日、岩熊自転車という自転車屋の店長との出会いが、俊太を変えることに!
『超高速!参勤交代』の著者による助け合うことの大切さと、最後まで諦めないことの意味を教えてくれる成長物語。

感想・レビュー・書評

[マチダひかルさんの感想 · 2022年1月3日]

面白い！楽しむための本だと思った。文字はそれなりに細かいけど、話のテンポが良くて登場人物のキャラクターが分かりやすいので、読書が好きじゃない人にも読みやすいと思う。自転車の専門用語が出てくるけど、ちゃんと話の流れで用語の説明がされていて良かった。

[kei_mさんの感想 · 2020年3月29日]

函館市内の中学校に通う俊太は、ツール・ド・函館を見て、ロードバイクに憧れるも、母子家庭で金銭的に余裕がなく、ママチャリでトレーニングする毎日だった。
だが、岩熊自転車という自転車屋の店長との出会いが、俊太を変えていく。

安心して読める。
ベタな内容だが、面白かった。
(図書館)

[nissheeeyさんの感想 · 2020年2月11日]

中学生の自転車乗り小説。
場面設定的に荒唐無稽なところはありますが、楽しく読めました。初めからハッピエンドだろうと思って読んでいたので、予想に違わない結果でよかったです。
内容はベタですが、たまにはこういうのも良いと思いました。
ちなみに、函館から札幌まで快速列車は走っておらず、最後の最後に、そこが気になってしまいました。

[中央公論新社さんの感想 · 2018年5月30日]

貧乏でロードバイクを買えず、ママチャリで練習する中学生が、ある夏、自転車屋の店長との出会いで大きく変わる！　「超高速！ 参勤交代」の著者による勇気と感動の成長物語。

[art_youさんの感想 · 2018年5月16日]

青春ってよいなぁ…(T_T)

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。2011年「超高速!参勤交代」で第37回城戸賞を受賞し、同名映画は第38回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第57回ブルーリボン賞作品賞を受賞。さらに同名の小説で作家デビューを果たす。他の著書に『幕末まらそん侍』『超高速!参勤交代 リターンズ』『引っ越し大名三千里』『スマイリング』『チャップリン暗殺指令』など。

「2022年 『決戦！賤ヶ岳』 で使われていた紹介文から引用しています。」