- Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122065772
作品紹介・あらすじ
日本財政の神様がその晩年に語った、その財政政策や、政党党首として接した大正デモクラシーの群像。自由主義者としての思索の軌跡〈解説〉井上寿一
感想・レビュー・書評
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人生の名著20
快楽は追っても避けてもいけない。ただ受けなければいけない
我らの思想の心の鏡は、我らが日々の生活でございます
殺すということは、臆病の行為であって武勇のそれではない。用心の行為であって勇気のそれではない。防禦の行為であって攻撃のそれではない。お前が彼をばらすのは、彼をやっつけるためではなく、お前自身を助けるためなのだ。
誰だってふと愚論をいうことはある。それは仕方がない。だが、それを念入りにやられては助からない
なにも想像の苦痛を加えて、本当の苦痛を引き伸ばすにも及ぶまい。苦しむことを恐れる者は、既にその恐れることで苦しんでいるのだ
アポロジイ
パンセと人生の幸福についてはつまらんかった。
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高橋是清自伝上下巻に続く自伝です。是清の言葉には含蓄があり首肯するところが大でした。当時、蔵相経験者として是清が思っていたことを知ることができるのも良いのですが、趣味や日常生活の話もしているのが興味深かったです。最新刊なのでかなづかいも現代に近いので比較的読みやすい印象を受けました。
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自伝の続編と思って読んだ。経済運営の考え方が述べられている部分は今でも有益である。
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日本財政の神様がその晩年に語った、財政政策や、政党党首として接した大正デモクラシーの群像、文化や教育、女性観に至るまでの思索の軌跡。〈解説〉井上寿一