レギオニス 秀吉の躍進 (中公文庫 に 22-3)

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  • 中央公論新社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122067257

作品紹介・あらすじ

織田家の軍団長(レガトゥス・レギオニス)で、最後に生き残るのは誰だ?

畿内の広範囲を勢力下に置く三好三人衆を降し、足利義昭を奉じて京に入った織田軍。信長に上洛戦の先鋒を命じられるなど、その信頼を取り戻しつつある柴田権六勝家は、家中での存在感を増していく。だが、「天下布武」に邁進する信長に付き従う勝家らの前に、北近江の浅井長政、越前の朝倉義景、越後の上杉謙信、石山本願寺、一向一揆など、多くの敵が立ちはだかるのであった――。

武将たちの出世争いを描き、働くすべての人が感涙必至の大好評戦国絵巻、第三弾。「戦国の家は、まるで現代の会社だ!」 [文庫書き下ろし]

感想・レビュー・書評

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  • 不遇だけど織田家では古くから重鎮だった権六も国もちになりました
    気のいい権六もムッとする秀吉の豹変
    また、だんだん狂気を帯びて来た信長
    案の定、我儘な性格を出してきた義昭
    面白くなってきた

  • 間違えて勝家の決断で感想を書いてしまう。

  • 信長の冷酷無比さが際立つようになり、昔から仕える見識ある武将達は疑問を持ちつつも恐怖もあって従うしかない。一方で新たに登用された若者達は恰も信長の名代であるかの如く勘違いした振る舞いをするようになり、これでは歴史が示す通り天下が続くはずがないと思ってしまう。
    信長にも人間的魅力があっただろうに、一方的な描き方のような気がする。

  • 美濃を征したあと、足利義昭を奉じて入京した織田信長。信長の信頼を取り戻し、柴田勝家は先鋒を命じられ、家中で存在感をましていく。
    本願寺門徒、浅倉、浅井を制圧し、柴田勝家は、ついに越前一体を信長より任せられ、国持大名となる。

  • 足利義昭の「信長包囲網」を打ち破ろうとする軍団。
    「天下布武」を実践する信長。次々と戦いが行われる。
    軍団の中の体制や力関係も変化してくる。

    この巻は、歴史の流れを追うのに忙しく、もう少し、勝家を描いてほしかったな。

  • 上洛戦の先鋒を命じられるなど家中での存在感を増す勝家。そんな中、越前の朝倉らが「信長包囲網」を展開する。軍団長たちの主導権争い、いよいよ佳境へ!

  • 天才肌の信長に、先代からの家臣たちの年の功は対抗しきれるのか?
    信長のきらめきがなければ、戦の時代が終わる時は来なかったかも知れないけれど……

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著者プロフィール

1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学、2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨─五代英雄伝』で第12回歴史群像大賞最優秀賞、同年『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。「僕僕先生」シリーズは読者の圧倒的支持を集め、ベストセラーとなる。著書に「千里伝」シリーズ、「くるすの残光」シリーズ、「黄泉坂案内人」シリーズ、「立川忍びより」シリーズ、『撲撲少年』『真田を云て、毛利を云わず 大坂将星伝』『三舟、奔る!』など多数。

「2022年 『モノノ怪 執』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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