ZI-KILL-真夜中の殴殺魔 (中公文庫 な 70-2)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 26
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122067387

作品紹介・あらすじ

多摩地方で起こった連続殺人事件。どの被害者も顔を〈壊された〉状態で発見される。事件を捜査する夢川時勇は、ある朝、自分の身体に妙な傷と痣があるのに気づく。そして殴殺魔による新たな被害者が――。「あいつがやったのか?」実は時勇は、深夜数時間だけ別人格に入れ替わるのだ。犯人は《ハイド》と名付けたこの人格なのか。その目的とは?

文庫書き下ろし

感想・レビュー・書評

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  • 中村啓『ZI-KILL 真夜中の殴殺魔』中公文庫。

    文庫書き下ろし。出だしは面白かったのに、何だか安っぽい作品になっちゃったな。こね繰り回し過ぎだろう。勿体ない。

    主人公の刑事、夢川時勇は連続殴殺事件の捜査を続けるうちに、犯人がもう一つの自分の人格である『ハイド』ではないかと疑いを持つ……

    探偵役が犯人という作品で最も衝撃的だったのは、ウィリアム・ヒョーツバーグの『堕ちる天使』であったが、その足下にも及ばぬ作品だった。

    本体価格720円
    ★★★

  • 警察官の父が失踪してから、自分の中に現れた凶暴な別人格〈ハイド〉。そいつが連続殴殺魔なのか? 自分の無実を証明するための捜査がはじまる!

  • 冒頭から期待大
    ワクワク!!!

    読み終わった!ネタバレになっちゃうから書けないけど
    ドキドキが最後まで止まらない。
    え??誰が犯人なの??
    え??どーゆーこと?
    と一気読み。
    続きいつ出るんだろう。
    このままじゃ終わらない感じだわ。

    自分が知らない自分がいるなんて。
    恐怖以外のなにものてもない。
    でも、いるとしたらどんな自分なのか??
    怖いもの見たさもいっぱいになる。
    そもそも今の私って本当に私なのか??
    そんなことまで考えさせられる一冊。
    ただのミステリーじゃないな!これは。

  • 殺伐とした表紙のタイトルに惹かれました。
    過去と現在の事件。もう一人の人格。
    疑心暗鬼になる主人公。
    ハラハラドキドキしてすらすら読めました。
    どんどん次が気になりました。
    しかし結末への期待が強くなってしまったゆえに最後が少し物足りなかったです。
    最後の方だけ駆け足で終わってしまった感じが否めず展開が面白かったからこそ少し残念でした。
    なんか色々とモヤモヤが残りました。

  • この本は帯や表紙などでは無く、もうタイトルだけで手にしていました。内容も予想内の展開で進んで行きます。
    タイトルはジキルと言う名前ですがストーリーにはハイドしか出ません。何故ならシラフの自分をジキルと名乗るはおかしい。なのでシラフの自分とハイドの物語です(笑)
    自分は犯人なのかどうか進むに連れて深まる謎…
    スイスイ進んで読めます。

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著者プロフィール

中村啓

一九七三年、東京都生まれ。第七回「このミステリーがすごい!」大賞・優秀賞を受賞し『霊眼』にてデビュー(文庫化に伴い『樹海に消えたルポライター~霊眼~』に改題)。他の著書に『奄美離島連続殺人事件』『美術鑑定士・安斎洋人「鳥獣戯画」空白の絵巻』(いずれも宝島社)などがある。

「2019年 『ZI-KILL 真夜中の殴殺魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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