- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122068193
作品紹介・あらすじ
ハンサムだが無愛想な数学教師・甘利田幸夫。彼の唯一の楽しみは「給食」だ。鯨の竜田揚げ、ミルメーク、冷凍ミカン、ソフトメン――。構成を見極めバランス良く味わう甘利田に対し、彼を挑発するように斬新な方法で給食を食す生徒が現れた。甘利田はその生徒・神野をライバル視し勝手に勝負を仕掛けるが……。市原隼人主演で人気の笑って泣ける学園グルメエンタメ!
感想・レビュー・書評
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時は1984年、市立中学校における学校給食を題材とした一教師と一生徒のおいしく給食を食べる密かなバトルの物語。
創立100年とあったが、新制中学は昭和22年からのはずで、年数があわない。旧制中学でも市立ではないからなぁ。でも、そんな些細な点も気にならないくらい物語は面白い。
鯨の竜田揚げなんかが給食に出るなんて昭和のイメージを醸し出します。(バブル期には捕鯨は禁止されていたので、きっと以前よりは出てくる頻度は少なくなっていたはず)昭和の人には懐かしすぎます。
各物語の冒頭の給食の絵?写真?もそうですが、細かい給食描写で食欲がわきまくり。お腹がならないように注意して読んでください。
ラストは良かった。愛を感じます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コミカルでよみやすい。
センスは好きなんだけど、なんと言うか凄く惜しい感じがします。面白いけど映像的というか、ドラマのノベライズかと思いながら読み進め・・原作の方と知り、小説ならではのポテンシャルがあるのに、もっと面白くなりそうなのに、という気持ちの方が大きいです。
あの給食。あのメニュー。
もう一度食べてみたいなぁ。 -
テレビドラマと同じ部分もあるけど、小説版ならではの展開もあった。小説版のほうが全体にシリアスな印象で、テレビドラマのほうがエンターテイメントな印象がある。
いずれにしても、とにかく給食について熱い展開が多くて楽しかった。
最後のあたりの映画に対応するところは、思っていた以上にシリアスでビックリしたけど、最後のメニューはとても良かったと思う。 -
給食を愛する中学校教師の甘利田と、同じく給食を愛する生徒神野ゴウ。いかに給食を美味しくアレンジして食べるか…給食の時間に静かに火花を散らす2人の戦いが面白い。ドラマは動画サイトで何話か見たことがあって、完全に脳内での甘利田先生が市原隼人でした。
給食美味しかったなぁ…また食べたい。 -
ドラマを見て知った作品。1980年代の給食風景がよみがえる。読んでみるとドラマが原作に忠実に作られているのがわかる。ドラマでは描かれなかった甘利田と御園のロマンスも心地よい。市原隼人のキャラが濃すぎたせいか,本の中の甘利田が市原隼人で固定されてしまったのは仕方がないだろう。まだ手に取ってない方は本を読んでからドラマを見られることをお勧めします。どちらも最上のコメディです。
あらすじ(背表紙より)
ハンサムだが無愛想な数学教師・甘利田幸男。彼の唯一の楽しみは「給食」だ。鯨の竜田揚げ、冷凍ミカン、アゲパン―。構成を見極めバランス良く味わう甘利田に対し、彼を挑発するように斬新な方法で食す生徒が現れた。甘利田はその生徒・神野をライバル視し勝手に勝負を仕掛けるが…。市原隼人主演の笑って泣ける学園グルメエンタメ原作本! -
ハンサムだが無愛想な数学教師・甘利田幸男の唯一の楽しみは「給食」だ。市原隼人主演の笑って泣ける学園グルメエンタメ原作本!
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ドラマと同じだが、それがいい。
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面白かった~~~ ドラマのインパクトが強いけど、小説ならでは楽しみがあって良かったです
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3.5
2823.12.02 -
母親が料理下手なせいで、並外れた給食好きになってしまった中学校教諭の甘利田幸男が給食を愛しすぎるあまり珍事を巻き起こすコメディー。好敵手神野ゴウや甘利田の行く手を阻む教育委員会の登場も見どころ。