- Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122069978
作品紹介・あらすじ
三十代の若さで事業に成功し、誰もが憧れる優雅な生活をおくる麻生陶子。だが、その美貌とは裏腹に、「理想の人生」を手に入れるためには、恋も仕事も計算し尽くす人間だ。その陶子には、彼女を崇拝し奴隷の如く仕える妹の久恵がいた。しかし、ある日、この歪んだ姉妹関係が崩れ始め、驚愕の真実が明らかになっていく……。〈解説〉大矢博子
感想・レビュー・書評
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女は怖い(笑)
悪女の物語。こういうの好きです(笑)
30代の若さで社長の麻生陶子。一方、製薬会社を辞めて引きこもっている妹の久恵。
久恵は、奴隷のごとく、陶子に仕えます。
陶子の事業が面白い!ってこれ詐欺ですよね。
しかし、成功者の優雅な生活。勝ち組の女として、男も仕事もすべて計算しつくし。
ある意味すごい女性です(笑)
一方、久恵は、どんくさく語られています。
陶子からひどい仕打ちを受けながらも、家政婦の様に陶子を支える久恵。陶子なしでは生きていけない。
そんな奇妙な関係が、ある日突然変わっていく。
そこからの狂気はここでは書けません(笑)
本書をお読みください!
陶子と久恵の関係。女の執念。
そして、どんでん返し。スカっとします。
とても面白い。そして怖い!!
お勧めです。
ドラマにもなっているんですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どちらも私とは性格が異なるので完全に人ごととして楽しく読めました。
だんだん本性があらわになるところが面白かった。
ドラマにすると面白いと思いましたが、すでにドラマなっていたのですね。 -
女は恐い。裏の顔、嫉妬、復讐、などなど…それが普通と思っていても、普通ではない!
冷静に考察すると、何を信じればいいのか、そんな本です。 -
本屋でおすすめされてて気になったのがきっかけ。
更にドラマ化して、早く読まなきゃと焦って買った。
話のピークは、めっちゃ面白い展開だと思って楽しめた。特に終盤は終わりまでずっと面白い。
ピークに達するまでが長く、話の展開が掴めなくて疲れてしまう。
展開は面白かったけど、流石にオチはがっつりイヤミスで、言葉を失った。 -
久しぶりに所謂イヤミスを読みました。読んだつもりでした。女のドロドロが描かれつつも、何度もどんでん返しがあって、読み終わった今だからこそ1から読み直したい作品です。
姉と妹のどちらに共感するのか、そしてどちらに嫌悪感を抱くのか、この裏表の感情について誰かと語ってみたいです。笑 -
憧れる人や理想の人に近づきたい気持ちは
とても理解できるけど
まるっきりその人になれることできない
真似をしようにも限界があるし苦しくもなる
理想と自分自身とよく話し合って
上手く生きていくしかないと思う -
読み進めていくと展開が読めなくて一気読み。女性の狂気を感じる、嫌らしさと汚らしさが味わえる!女性同士の嫉妬でこうも人は変わるのかっていう感じでハラハラしました。ただ無理矢理感があったのが残念です。でも楽しめました。