プライベート: 仕事・恋愛・好き・嫌い-悲しいのはなんでかな (マーブルブックス 言ノ葉絵本 2)

著者 :
  • マーブルトロン
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784123900454

感想・レビュー・書評

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  • 凄くキャッチーで着眼点がすごい短歌が並んでいました。同筆者の作品で一番好きかも知れません。「きっと恋のせい」よりもより大人な恋愛が描かれていたように感じました。大好きな短歌をいくつも見つかりました。

  • 短歌は読みやすく、共感を得やすい現代恋愛歌。
    デザインが凝ってておもしろい。

  • たぶん10年ぶりくらいに再読。
    音楽を聴くより写真を見るより、当時の有り様を思い出せたのは、小説と違ってすごいところ。

  • こないだの「ショートソング」より。思いのほか、薄い本だった。歌集ってこんなもんか。ほんと『今すぐにキャラメルコーン買ってきて そうじゃなければ妻と別れて』好きだわー。『ストッキングはいたこともないあやつらに 束縛するななんて言わせない』『3回も食事したからバレてるよ 生春巻とわたしが好きね』も好きだ。

  • なんというか、
    勝気でワガママで強くて弱い。
    女性らしい女性の歌。
    31文字だからこそ、研ぎ澄まされた言葉たち。

    共感できるところと、鼻持ちならないところと。
    そのどっちにも、私がきっと居る。

  • 高校生のときに読んで、恋とか愛とかってこういうものなんだなぁって思った。

  • うーん。装丁もうちょっとなんとかならなかったのかな。「今すぐにキャラメルコーン買ってきてそうでなければ妻と別れて」という歌を見かけて、気になったので読んでみました。すらっと読めて、ときどきはっとしたけれど読み返したくなるほどのモンではなかったかな。

  •  短歌が妙に気になってしまう。自分では作らないのに。31文字でできる世界の広さ、感情の深さにしびれてしまってる。
     20文字くらいの短文とか、ぽつんとした独り言が本になってるのには全然興味がない。31文字、と決められている中でできている世界が好き。

     という訳で「プライベート」。恋のこととか、なんでもない日常のこととか、ぽつんとつぶやいたような歌が並ぶ。妙にひきつけられる歌がある。こういうのは日によって変わってくるから、手元において読んで、しみじみ楽しむのがいいなあ。

  • いい。こんな言い方陳腐ですが、女の気持ちそのまんま、すくなくともあたしはこんなきもちによくなります。
    キャラメルコーン買ってきてよ。ねぇ。

  • 切ない女性の気持ちがいっぱいの短歌集。「マスカラがくずれぬように泣いている 女を二十五年もやれば」「泣き顔を見られないよう逃げるときハイヒールってけっこう速い」「借りた傘返しに行くと雨が降るような感じで二年続いた」「いろんなことがあっても今幸せなのはいろんなことがあったからなの」イラストもかなりステキ。2006.12

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著者プロフィール

1968年旧東ドイツ・東ベルリン生まれ。
72年、文化大革命さなかの中国に渡り、14歳で日本(青森県)に帰国。
東北大学医学部中退後、アメリカに留学。
オハイオ州立大学、カリフォルニア州立大学、工学および心理学修士課程修了後、
アメリカン航空、英国ヴァージン・アトランティック航空、フィジーのエア・パシフィック航空に勤務。
その傍ら、東欧、インド、カンボジア、ラオス各国で、人身売買の被害少女らのカウンセリングなど国際NGO活動に従事。
2009年、国連職員として、アフガニスタン、ベトナムで活動。日本帰国後、国際機関太平洋諸島センターに勤務。
現在、フリーで会議通訳および、べトナム、バングラディシュ、南太平洋と日本をつなぐ交換留学生支援活動を行なう。
3・11東日本大震災以降は、日本赤十字社や国際NGOのボランティアスタッフとして、被災者のカウンセリングを続けている。

「2013年 『跳べ! 世界へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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