〈本の姫〉は謳う 2 (C・NovelsFantasia た 3-3)

著者 :
  • 中央公論新社
3.73
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本棚登録 : 382
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125010243

作品紹介・あらすじ

病に倒れた母のため、一度は捨てたはずの故郷へ、七年ぶりに"姫"と帰るアンガス。記憶を失い、やがては死に至るという"忘れ病"は、母だけでなく、すでに町全体を蝕んでいた。初めて見る不吉な病に文字の気配を感じる二人だが-!?一方、バニストンで彼の帰りを待つセラに、エイドリアンは語り始める。アンガスの過去を、そしてその背負う運命を…。シリーズ急展開。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の結構凄絶な過去が明かされるが、文字探しの旅自体はのんびりしたもの。ただ最後になって急展開を告げる。もう一つの物語に出てくる天使たちが出てきて、天使なのに悪い奴らなんだよねえ。登場人物たちに結構入れ込まされる。文字回収というあたりの理屈がいまいち分かりにくいなあ。

  • ちょっと分かりづらい設定でもあるがこの世界観は好き!の第二巻です

    けど、二巻になってますます分かりづらくなってます…(;^ω^)

    私の読解力がないんでしょうねw


    次の三巻はどーする!?
    「文字」を回収するための旅どーする?
    読むか、読まないか、どーするオレ?

    間を空けて読むともっと分かりづらくなるかな…
    けど、さぁ!読むぞ!って気にもならない…

    • 1Q84O1さん
      mihiroさーん
      その通り!w
      このシリーズも読みたくなったら続きを読みます!w
      他にも読みたいのたくさんあるしね^_^
      mihiroさーん
      その通り!w
      このシリーズも読みたくなったら続きを読みます!w
      他にも読みたいのたくさんあるしね^_^
      2024/03/26
    • yukimisakeさん
      余程の活字中毒じゃない限り、時間は有限なので…
      後回しにしましょう…
      僕もやめたやついっぱいあります(>_<)
      余程の活字中毒じゃない限り、時間は有限なので…
      後回しにしましょう…
      僕もやめたやついっぱいあります(>_<)
      2024/03/27
    • 1Q84O1さん
      てすよね〜、ユッキーさん!
      とりあえず読みたいやつからあさっていきます<(`・ω・´)
      てすよね〜、ユッキーさん!
      とりあえず読みたいやつからあさっていきます<(`・ω・´)
      2024/03/27
  • 個性豊かな登場人物達の冒険が楽しい。アンガスの過去の悲惨さが辛い。セラの話し方はもっと普通でよかったのでは(1巻でのイメージと違いすぎて戸惑った)。

  • 「だから今だけは許して欲しい。君と一緒にいることを――君の傍にいて、君を守ることを――どうか許して欲しい」

    内容紹介です。

    病に倒れた母のため、一度は捨てたはずの故郷へ、七年ぶりに〈姫〉と帰るアンガス。記憶を失い、やがては死に至るという〈忘れ病〉は、母だけでなく、すでに街全体を蝕んでいた。初めて見る不吉な病に文字の気配を感じる二人だが――!?一方、バニストンで彼の帰りを待つセラに、エイドリアンは語り始める。アンガスの過去を、そしてその背負う運命を……。シリーズ急展開!


    アンガスの過去が痛い。どうしようもなく痛い。
    誰にも理解されずに、誰からも必要とされず、ずっと孤独でどうしようもなくて。
    ただ一人味方してくれた人ですら、失って。
    それでも尚、そこから立ち上がって非暴力主義を貫いて、恨んだり憎んだりすることよりも、信じたり赦すことを自らに課す強さは憧れるよりも痛ましさを感じさせます。

    世界の命運という、この世の誰もが背負うものではないものを背負ったからこそ、きっとアンガスはもう一度立ち上がれたんだと思います。
    それは裏を返せば、そういった重すぎるものを背負わなければならないほどに絶望していたということなんだと思うんです。
    絶望を知っているからこそ、信じる事の大切さを知っている。
    そんなアンガスがこれからきっとしなくてはならなくなるであろう、選択が、彼をも幸せにするものであればいいなと思います。


    話としては・・・うーんどうなんだろう。
    どんな結末が待っているのかは気になりますが、デビュー作のようにはページを繰る手が止まらないわけではない、かな。

  • 幼女かと思ったら幼女じゃなかった。いや、成長はしているのだけれど。
    この世界においてスペルの力ってきっとスタンプのことを言うんだろうな。真相を知らない人たちにとっては。
    大多数の人たちは真実を知らないし、知らないことに影響されて生きていくんだよな。
    族長(違ったかもしれない、イカした姉さん)の歌姫を迎える言葉にハッとした。

  • 文句なしに面白いです

  • まだ途中だけど、面白い。

    過去と現在があちこっち行ったりするのが読みにくいと感じるが、この物語の場合はそうならざるおえないのだろう。
    今回は主人公の「過去」がメイン。今の主人公につながるまで、彼はいかなる道を歩んできたのか? が色々と語られるし壮絶すぎて切なくなる。
    こういう経験を積んできたのに疑心暗鬼になったり自暴自棄にな(ったりしたかもしれないが)らずに乗り越えてきたのはすごいなと思うし、それが主人公の強さなんだなと思った。

    セラとの今後の関わりに期待したい。

  • 病に倒れた母のため、一度は捨てたはずの故郷へ、七年ぶりに"姫"と帰ることになったアンガス。記憶を失い、やがては死に至るという「忘れ病」は、母だけでなく、すでに町全体を蝕んでいた。初めて見る不吉な病に文字の気配を感じる二人だが、アンガスの前には冷たい視線で彼を拒む人々が立ちはだかる。ひどい仕打ちを受け続けた彼が最後にとった行動は――。一方、バニストンで彼の帰りを待つセラに、エイドリアンは語り始める。アンガスの過去を、そしてその背負う運命を・・・。

    「アンガス」「俺」の二視点は変わりませんが、だいぶつながりが見えてきた上に「俺」の感情が生き生きと描かれていて、自由を手に入れる彼の幸せを読んで胸がぎゅっとなりました。一巻で一番好きなキャラだったので、たとえ全てが報われなくとも、彼が思うままの人生を歩めたことは嬉しいです。アンガスがスペルを集める理由、セラの秘密など、色々と明らかになることも多く、今後どんな風に物語が着地するのか楽しみ。ただセラの口調は彼女の性格的に違和感を感じました。うーん、独特さを出そうとしたのだろうけれど、ちょっとな・・・。

  • これはあの人かな?もしやアレにはアレが…とか想像しながら読んでいます。セラの口調には「えー…w」ってなりました。 物語は一気に動いて収束するのかと思いきや、まだ2冊あるらしいので続きが楽しみです。みんな幸せになって欲しい…と思いながら読んでいますが切ない!

  • 1巻よりもさらに続きが気になる.アザゼル側が急展開で,少しずつ過去世界と現世界が繋がっていく感じ.

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著者プロフィール

2006年、『煌夜祭』で第2回C・NOVELS大賞を受賞しデビュー。著書に「〈本の姫〉は謳う」、「血と霧」シリーズなど。

「2023年 『レーエンデ国物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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