金翅のファティオータ (C・NovelsFantasia く 3-1 四界物語 1)
- 中央公論新社 (2010年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125011172
作品紹介・あらすじ
弦楽器演奏以外に取り柄のない、波頭馬騎士の青年シルッカ。凶暴な海獣トゲウオ殲滅戦の夜、その幼生を拾ったがために、凶悪で美貌の第一皇子に斬りかかられるはめに。不思議な力で難を逃れたシルッカだが、幼生の帝都移送への同道を命じられる。知らぬうちに四界の命運を担わされた見習い騎士と残虐な皇子、気まぐれな大食い幼生-二人と一匹の奇妙な旅が始まった!第6回C★NOVELS大賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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C★NOVEL大賞受賞作品、新人で大賞受賞作品なのに続刊もの。 結構珍しいんじゃないだろうか。
ドラゴンの復活を目指した物語と思ったら、1巻の終わりで結構あっさり復活してしまう。 あとがきによると全3巻構成ということなので、後2巻分は千年前の戦争のやり直しということになりそうだけど、それはそれで物語的に救いがない。この先どういう物語を紡いでいくのか楽しみ。
文体は読みやすく、ストーリーはメリハリがきいていて、いい感じに別世界の要素を混ぜ込んでいるので、世界に没入してすらすら読める。
ファンタジー系の物語が好きならおすすめできるシリーズだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
幼いころに家族を失ったシルッカは、何の因果か皇子の同期として船に同乗していた。音楽ぐらいしか特技のない、迫害されている民とのハーフであるシルッカに隠された能力とは……。
皇子がやけにバイオレンスだったりする印象と、ラスト近くがかなり違っていたりとか、彼との対決は次巻なのかな?でも切り札持ってたら、あっさり和解しそうでもったいない。ここは、やばいところで移動→戻ってきたら……みたいなところが見たかった。世界の彩りが非常に魅力的で美しかったです。よい異世界ファンタジー。面白かった。次巻が気になります。シルッカは純粋なキャラクターなんだけど、心の底には憎しみが残っていたり、けっこう口が悪いのが面白い。 -
コレは何年か前タマタマ、どこかのコンビニで買うた本。
それから引っ越しや何やと放置してたっつーか行方不明で
存在すら忘れてた(ゴメンなさい黒川さん…同じ茨木市出身w)
タマタマ見つけたのは、未読小説の在庫がなくなって
活字中毒の中毒症状が出て部屋中を調べまわって。
正直、日本人でここまでのファンタジーを書ける人が新人さんなんて。
続き、ソッコーでAmazonでポチりましたw
ネーミングに一部、ん?ってトコもあるけど、
それでも全体的によく出来た作品。続きも気になるし
(つーか新人賞に続きをにおわす作品を送るって…w)
この人は、日本のファンタジー小説界の宝になると思う。
トールキンの遺伝子を日本人から感じられた事が嬉しい。
マジで色んな作品をこれからもいっっっっぱい書いてもらいたい。 -
おもしろかったー!龍が出てきて、スキー。主人公が女子じゃないけど、すんなり読めました。続きを楽しみにしてまーす。
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久々にいいファンタジーを読みました。一見、平凡な主人公の周りにはすごい人たちが沢山いるわけですが、ツンデレ王子がやっぱり気になりますね。今後が楽しみです。
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冒頭の状況が分かりにくい。そのせいで世界観に入り込みづらい。主人公が状況に窮するばかりで脇のキャラに流されまくっている感じ。それは今後の成長していくのかと思われるが現在はまだ弱々しい。相方の竜とのやり取りは楽しかった。
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海の下に広がる山脈と雲とか!素敵な世界観でした。
全3巻らしいのでまだ始まったばかりですが
引き込まれました。
ラルファンの今後が気になる…。