ブレイブレイド1 - 遺跡の虚人 (C・NovelsFantasia あ 4-4)
- 中央公論新社 (2012年9月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125012179
作品紹介・あらすじ
先の大戦の英雄を讃え、後継者を養成する目的で作られたサーディン聖央学院-その英雄を父に、「勇者」の名をほしいままにする優等生を妹に持つジンは、落ちこぼれ。早々に才能に見切りを付け、英雄候補生らしくなく振舞う彼に周囲の目は冷たいが、妖精エリスやマイナー学科の変人学生たちとそれなりに学生生活を謳歌していた。そんなある日、研修先の遺跡で少女を拾った事で、生活は一変。「私はあなたのモノです」といい、虚人と名乗るその人形めいた謎の少女の正体は?そしてジンの運命は!?新シリーズ開幕。
感想・レビュー・書評
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主人公がひねくれてるようで信念の人で共感できる
バトル描写もよい -
(譛ャ縺ョ髮題ェ?01401)
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英雄たる父を持つ主人公は、学院の落ちこぼれ。
そんな彼が知り合いに連れられて行った先で拾ったのは
人の形をした、人ではないもの。
出会うまでは、彼の人間関係と周囲の話。
そして出会ってから、180度変わる生活。
勝手に理想を押し付けられ、勝手に失望されていれば
本人にとってはいい迷惑です。
彼の友人たる妖精の「誰よりも強い」という発言は
身体ではなく、精神、という事でしょうか?
突如として手に入れた力は、どうなのでしょう?
体力的に振り回されてる感がありますがw
しかし同じ立場に立たされたら、どうするでしょう?
適当に過ごしそうですが、とりあえず逃げます。
あれほどの思い切りのいい使い方は
出来そうにありません。
が、窮鼠猫を噛む、なので…どうでしょう?? -
魔法やモンスターや妖精などが出てくる、ファンタジーものです。
主人公は英雄と呼ばれる人物の息子で、英雄を育てるための学校の生徒ですが、才能がなく落ちこぼれです。
そんな主人公が遺跡で『魔剣』を手に入れてしまい、それを危険視した大人たちから逃げる、という感じの話です。
設定や日常での話などが結構面白く、楽しめました。また、身勝手な大人たちに怒る主人公に少し共感を覚えたり。 -
剣と魔法のファンタジーというには少し異色の作品。
主人公ジンは、英雄の息子であるにもかかわらず落ちこぼれ。
しかし、世をすねるばかりではなく、自分にできる範囲でがんばっているという前向きな面もある。
ただ、その努力は友人である妖精のエリス以外には理解されていないという現実も。
長年にわたる偏見と嘲笑により屈折してしまったジンの心に寄り添える「人間」は皆無と言っていい。
そんなジンが魔剣を手にいれてしまったことにより、事態は大きく変わり出す。
遺跡をめぐる謎、国家間のドス黒い思惑、これからジンが直面するであろう困難は想像を超えるだろう。
何者をも頼りとしないジンにとって、真の味方となる人物はあらわれるのだろうか? -
中古待ち
⇒K-Books 315円 -
切り口おもしろい。続きたのしみ。