聖女の結婚 - 策士策に溺れる (C・NovelsFantasia な 1-11)
- 中央公論新社 (2013年3月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125012292
作品紹介・あらすじ
仮面と喪服を身に纏い、勝ち気な性格と知性を武器に、亡夫から受け継いだ金貸しを営むリリアナ。名目上の伴侶が必要となった彼女の前に、天涯孤独かつ生活困窮状態の美少年(ただし泥棒)が現れる。盗品を突きつけられても動じないふてぶてしさを気に入り、夫にしようと決めるが、脅迫まがいの求婚は拒まれる。なんとしても彼を手に入れようと画策するうちに、なぜかリリアナが命を狙われる羽目になり…。
感想・レビュー・書評
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親子ほど年が離れた夫の莫大な遺産を受け継いだリリアナは、金貸しという夫の職も受け継ぎ、返済できない貴族には差し押さえもためらわない。その邸宅の金庫に閉じ込められていた金髪の少年を引き取り、なんと婚約を迫る。この少年が持っていた呪いの宝石を取り上げたことから、不穏な事件が起こり始める。
人にどう思われようが構わないし、呪いなんか信じないし、自分の夢を実現しようと邁進する主人公が魅力的だ。ちゃんと彼女を助ける人たちもいて、いいね。金髪の少年ジョシュアの身の上も気になる処だ。結構面白かったなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
金貸し未亡人は、質を取りに行った先で
金庫に入れられた少年を拾う。
早急に『旦那』が欲しいのは何故か。
どうしてその職業を続けなければいけないのか。
徐々に分かってきますが…主人公、恐ろしいw
執事にしても、中身も外見も恐ろしいですが。
遠くから見てる分には楽しいですが
関わり合いたくない…w
そんな主人公の手のひらの上で、転がされる少年。
最後にものすごい仕返ししてますが
よろしい事だと思います?
しかしお金は怖いです。
あればそれはそれで嬉しいですが、これほどまで
たかってくるハイエナが多いと面倒の一言です。 -
美貌の未亡人(リリアナ)が商売を続けていく為、拾った美貌の少年(ジョシュア)に名目上の夫になることを持ちかける。引き換えに、その少年が持っていた首飾りを預かるが、それ以降から彼女は命を狙われ始め。。。
可もなく不可もなくといった感じ。登場人物が多いため、名前を覚えづらい。
リリアナと執事のヴァレンティンは人物像が練られている感じがするが、ジョシュアはいまいちご都合で動かされているような感じがする。
作風は、ハーレクインのような感じを受ける。
ジョシュアの活躍は次巻に期待か。 -
中央公論新社も低年齢化してきたんだなぁとシミジミ感じいる作品でした。