カントからヘーゲルへ (UP選書 174)

著者 :
  • 東京大学出版会
3.88
  • (3)
  • (1)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 24
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130060745

作品紹介・あらすじ

カントの批判哲学から,フィヒテ,シェリングをへてヘーゲルの哲学体系までドイツ観念論を平明に解説したスタンダードな入門書.哲学を志す者にとって,またカント,ヘーゲル哲学へのすぐれた手引として,待望の書といえよう.解説=坂部恵.

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • カント、フィヒテ、シェリング、ヘーゲルに至るドイツ観念論哲学の流れを明快に記述している良著。
    ドイツ観念論に接するにあたり、絶対者や神という現代社会に生きている我々には馴染み難い概念が頻出することがこの思想の取っ付きづらさを増しているが、本書ではそれらの観念論的な部分を可能な限り排して、我々の「普通の」認識に接する形でドイツ観念論を整理している。
    学術的に特殊な見方ではあるのかもしれないが、本書の解釈を知ることで自分の中でのドイツ観念論の射程が広がった気がする。

  • [ 内容 ]
    純粋法学の法理論で知られる著者が、ハーバード・ロー・スクールで行った講義をまとめたもの。
    平和の法理論的構造を明らかにし、法と国家の本質を徹底的に分析批判した、20世紀法哲学の最高水準を示す名著。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ニー仏さんから頂いた。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1913年東京都に生れる。1936年東京大学文学部哲学科卒業。1956年東京大学文学部教授。1974年東京大学名誉教授。1976年死去。『哲学のすすめ』講談社現代新書、1966年)、『西洋哲学史 再訂版』(有斐閣、1976年)、『カント 新装版』(勁草書房、1996年)など。
解説:坂部 恵
1936年神奈川県に生れる。1959年東京大学文学部哲学科卒業。1985年東京大学文学部教授。東京大学名誉教授。2009年死去。『仮面の解釈学』(東京大学出版会、1976年 新装版2009年)、『ヨーロッパ精神史入門―カロリング・ルネサンスの残光』(岩波書店、1997年)、『坂部恵集』(全5巻、岩波書店、2006-07年)など。
解説:納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授。哲学博士。主要著書に、『ソフィストと哲学者の間――プラトン『ソフィスト』を読む』(名古屋大学出版会、2002年)、『ソフィストとは誰か?』(人文書院、2006年/ちくま学芸文庫、2015年)、『ギリシア哲学史』(筑摩書房、2021年)など多数。

「2023年 『カントからヘーゲルへ 新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岩崎武雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×