- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130141222
作品紹介・あらすじ
死という出来事により,人びとは死者と生者に引き裂かれる.哲学や宗教はこの事態をどのように受けとめ,その断絶を結び合わせようとしてきたのだろうか.「他界」の観念とその豊穣を喪失してしまっている今日,死は人びとにとって何を意味しているのだろうか.
感想・レビュー・書評
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【書誌情報】
熊野純彦 編
下田正弘 編
ジャンル 哲学・思想・倫理、宗教、医学・薬学
シリーズ 死生学
発売日 2008/12/16
ISBN 978-4-13-014122-2
判型・ページ数 A5 ・ 280ページ
定価 3,080円(本体2,800円+税)
死という出来事により、人びとは死者と生者に引き裂かれる。哲学や宗教はこの事態をどのように受けとめ、その断絶を結び合わせようとしてきたのだろうか。「他界」の観念とその豊穣を喪失してしまっている今日、死は人びとにとって何を意味しているのだろうか。
https://www.utp.or.jp/book/b305865.html
【簡易目次】
I 他界へのまなざし
1章 「現前」する他界――なお傍らに在る他の世界をめぐって(熊野純彦)
2章 日本古代の他界観(藤村安芸子)
3章 死と他界(古東哲明)
4章 生まれて愛して死んでゆく、なんの不服があろうか――生の意味の根底を求めて(宇都宮輝夫)
5章 死と死者への感受の道(篠 憲二)
6章 時の流れを越えた場に向かって――死に直面する人間の希望(清水哲郎)
II 宗教が照らし出す死と生
7章 〈われわれ〉と〈わたし〉――統合失調症にみる「死者と生者の共同性」(渡辺哲夫)
8章 「擬生」と「擬死」からの甦り――エヒイェロギア的視点と物語り論的視点(宮本久雄)
9章 クルアーンの他界観――死をはさむふたつの生(塩尻和子)
10章 死生学から見た中国出土資料――「死者生の転倒」について(池澤 優)
11章 死生の位相転換――鎮魂慰霊を超えて(阿満利麿)
12章 生と死の反照を超えて――「行為の倫理」への試論(下田正弘)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4章再読すべし!宇都宮輝夫