イデアとエピステ-メ-: プラトン哲学の発展史的研究

著者 :
  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (651ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130160186

作品紹介・あらすじ

プラトンの哲学の「思考の枠組」ないし「体系」は、彼の哲学のキーワードによって支えられ、規定されている。プラトンの哲学を理解するとは、言わば「プラトン語」をマスターすることである。だが、プラトンの哲学を「プラトン語」で語っているあいだは、未だ真の理解に到達したとは言えない。真の理解に到達したと言えるためには、自分の(あるいは、自分たちの)ことばで語り直すことができなければならない。つまり、「イデア」、「エピステーメー」、「ドクサ」などの「プラトン語」を用いることなしにプラトンの哲学を語ることができるようになって初めて、プラトンの哲学を真に理解したと言える、ということである。

感想・レビュー・書評

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  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA39194496

  • 畸人堂にて古本で購入。それでも一万円ぐらいかかったような…。研究対象となっている主作品は初期~中期、取り分け『パイドーン』『パルメニデス』『テアイテートス』『ソフィステース』といった中期作品が中心。ソクラテスからエレアの人(=プラトン本人?)への転換期。

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著者プロフィール

ギリシャ哲学。東京大学名誉教授。主な著書に『イデアとエピステーメー−プラトン哲学の発展史的研究』『正義と幸福−プラトンの倫理思想』(東京大学出版会)がある。

「2016年 『哲学の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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