本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130200882
作品紹介・あらすじ
近代日本の地方自治・地方財政について,多くの注目すべき問題を提起し研究をリードしてきた著者が,その主要な論考を集大成して,明治初期から戦後改革まで,日本の地方自治がかかえた構造的問題性とその段階的展開を,地方の実態に即して解明する.
感想・レビュー・書評
-
「第一章 地方自治制の成立」、「第三章 日清「戦後経営」と地方財政」、「第四章 地方自治制の確立―行政村の定着を中心として」を読了。
最初は1文が長くて読みづらさを感じましたが、読み進めていくうちに著者の立論に惹きこまれていきました。補注で、自分の論文への批判に対して、再批判を述べているのは、研究者として誠実な態度だと思いました。一つ気になったのが、「自然村」の定義です。本書では徳川時代の村を自然村と呼んでいます。太閤検地によって村の区域を定めたと聞いたことがありますので、幕末期の村を自然村と呼んでいいのかどうか疑問が残りました。自然村の定義については、自分にとって、今後、検討すべき課題です。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示