- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130203050
作品紹介・あらすじ
日本とロシアがどのような国家の歩みを刻み,眼差しを交わしてきたのか.外交の現場での交渉をふまえ,両国の本質を理解しあうこと目的とした研究プロジェクトの成果.現在の日ロ関係の課題に対して,歴史的なアプローチによる解決の糸口を探る.
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ロシアと日本 自己意識の歴史を比較する
【内容紹介】
東郷和彦, A. N. パノフ [編]
ISBN 978-4-13-020305-0,
発売日:2016年10月下旬, 判型:A5, 308頁
日本とロシアがどのような国家の歩みを刻み,眼差しを交わしてきたのか.外交の現場での交渉をふまえ,両国の本質を理解しあうこと目的とした研究プロジェクトの成果.現在の日ロ関係の課題に対して,歴史的なアプローチによる解決の糸口を探る.
<http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-020305-0.html>
【目次】
はじめに(東郷和彦)
序 章 アイデンティティを考える(A.N.パノフ)
I アイデンティティの形成――中世から近代へ
1 歴史の遺産と近代への影響(安野正士)
2 近世における歴史的発展の特徴(K.O.サルキソフ/パノフ)
II 近代化への道と日露戦争
1 近代化とアイデンティティの模索(安野/河原地英武)
2 改革の時代(パノフ)
III アイデンティティの相克――第二次世界大戦終結まで
1 交差する日本とロシアの軌跡(池田嘉郎)
2 和解と対立(サルキソフ)
IV 冷戦時代のアイデンティティ
1 葛藤する日本とソ連(下斗米伸夫)
2 「戦勝国」と「敗戦国」の歩み(D.V.ストレリツォフ)
V アイデンティティの再構築――冷戦後の時代
1 安倍・プーチンの新世紀(東郷/隈部兼作)
2 転換か回帰か(S.V.チュグロフ)
おわりに――歴史の比較分析は未来の道標たりうるか(東郷)