現代日本の代表制民主政治: 有権者と政治家

著者 :
  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130301718

作品紹介・あらすじ

政治家は民意を代表しているのか.東京大学谷口将紀研究室と朝日新聞社が2003年から衆参両院選時に有権者と政治家を対象に実施してきた共同調査の集大成.規範理論とも照らし合わせつつ,豊富なデータを基に日本の代表制民主政治の現在位置を考察する.

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  • 【書誌情報】
    著者:谷口将紀
    ジャンル:政治
    発売日:2020/03/17
    ISBN:978-4-13-030171-8
    判型:A5
    ページ数: 336
    定価:6,380円(本体5,800円+税)

     小泉劇場、二度の政権交代、安倍一強。日本政治が目まぐるしく動くなか、有権者は政治に何を求め、政治家は人びとをどこに導こうとしているのか。東京大学谷口研究室・朝日新聞社共同調査の集大成。豊富なデータをもとに日本の代表制民主政治の現在位置を考察する。
    [https://www.utp.or.jp/book/b497144.html]

    ・UTokyoBiblioPlazaでの自著解説。
    [https://www.u-tokyo.ac.jp/biblioplaza/ja/F_00010.html]


    【目次】
    第1章 目的と方法
     第1節  本書の目的
     第2節  研究方法
      第1項 政治家調査
      第2項 有権者による評価
      第3項 議会における投票記録
      第4項 テキスト分析
      第5項 専門家による政党評価
      第6項 データマイニング
      第7項 本書の方法
     第3節  理論的検討
      第1項 古典的代表制論
      第2項 代表制論的転回
      第3項 規範的理論の検証基準
     第4節  本書の構成

    第2章 政治状況
     第1節  はじめに
     第2節 小泉内閣期
      第1項 2003年衆院選
      第2項 2004年参院選
      第3項 2005年衆院選
     第3節  民主党政権へ
      第1項 2007年参院選
      第2項 2009年衆院選
      第3項 2010年参院選
     第4節 第二次安倍内閣以降
      第1項 2012年衆院選・2013年参院選
      第2項 2014年衆院選・2016年参院選
      第3項 2017年衆院選・2019年参院選
     第5節 おわりに

    第3章 有権者と政治家のイデオロギー
     第1節 はじめに
     第2節 比較の方法
      第1項 課題
      第2項 イデオロギー位置の推定方法
     第3節  クロスセクション比較
      第1項 有権者と議員
      第2項 政党別分析
      第3項 小括
     第4節  時系列比較
      第1項 政策位置の変化
      第2項 小括
     第5節 おわりに

    第4章 左右イデオロギー争点
     第1節  はじめに
     第2節 憲法
      第1項 概況
      第2項 有権者と議員の態度
      第3項 小括
     第3節  外交・安全保障
      第1項 概況
      第2項 有権者と議員の態度
      第3項 小括 
     第4節  原発・エネルギー
      第1項 概況
      第2項 有権者と議員の態度
     第5節 社会問題
      第1項 治安と私権
      第2項 外国人
      第3項 教育
      第4項 家族・ジェンダー
     第6節 おわりに

    第5章 経済争点
     第1節  はじめに
     第2節 個別争点の分析
      第1項 概況
      第2項 原則的争点
      第3項 短期的争点
      第4項 長期的方針
      第5項 小括
     第3節  新自由主義と社会民主主義
     第4節 おわりに

    第6章 候補者の政策位置
     第1節 はじめに
     第2節 政策位置の規定要因
     第3節 選挙結果への影響
     第4節 おわりに

    第7章 議員・党首・内閣
     第1節 はじめに
     第2節 党首
     第3節 大臣
     第4節 おわりに

    第8章 有権者と政党
     第1節 はじめに
     第2節 政治的洗練
     第3節 党派性
     第4節 信用度
     第5節 おわりに

    第9章 党首選挙と派閥
     第1節 はじめに
     第2節 党首選挙
      第1項 自民党
      第2項 民主党
     第3節 派閥と政党再編
      第1項 派閥
      第2項 政党再編
     第4節 おわりに

    第10章 政党の戦略
     第1節 はじめに
     第2節 人的要因
     第3節 戦略的要因
     第4節 おわりに

    第11章 結論

    資料I 調査方法
    資料II 主要項目の集計結果】

  • 東2法経図・6F開架:312.1A/Ta87g//K

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著者プロフィール

東京大学大学院法学政治学研究科教授

「2022年 『政治学 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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