官のシステム (行政学叢書 4)

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  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130342346

作品紹介・あらすじ

変わらなさの要因をさぐり、改革への新たな展望を示す。

感想・レビュー・書評

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  • 天皇の官吏の時代から、連綿と続く「官のシステム」が変わらないのはなぜかを究明し、行政から行法への展望を示す。

  • 『文献渉猟2007』より。

  • 108円購入2017-12-09

  • 俺のスローライフに赤信号が灯ったため
    読んでおこうと思った本。

  • [ 内容 ]
    さまざまな改革が叫ばれながら、日本の行政システムはなぜ大きく変わらないのか。
    戦後改革を経て、組織と人事のしくみはなぜ持続したのか。
    そのメカニズムを分析し、日本的特質を明らかにする。
    省庁再編、分権改革などによっていよいよシステム転換を迫られる今、官僚制の将来像を展望する。

    [ 目次 ]
    序章 官たちの世界
    1章 持続した官のシステム―立ち枯れた職階法
    2章 変わらぬ大部屋主義の職場組織
    3章 規格化された組織とその管理
    4章 定員削減のメカニズム
    5章 日本国所管課の活動
    6章 分権改革と省庁の対応
    終章 官のシステムのゆくえ

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • これまでの官僚システムについて書かれた本。
    制度の話だけでなく、大部屋主義の話や所管課の話は
    官僚の仕事の仕方や評価のされ方など法制度だけでは分からない、
    内部の実情についてもかなり詳しくかかれていて参考になった。

    官僚の実態を知る上でよくまとまった本。

  • 本書は、行政機関における組織構造や人事制度、今後の展望等について詳細に述べられています。
    法案作成における所管課の役割や法的根拠のない試験制度、府省庁における役職等は知らない人も多いと思うので、そのような方は本書を読むことで理解を深めることができると思います。
    公益を担う行政機関の構造上の問題点。これらを改善していくことが、各省庁の改革につながり、波及的に国民の利益になれば良いと思います。そのようなことを考えさせるような一冊です。

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著者プロフィール

厚労省成年後見制度利用促進専門家会議委員長/全国町村会「町村に関する研究会」座長/「地域共生政策自治体連携機構」代表理事/東京大学名誉教授。
 1940年旧東京市生まれ。法学博士。専門は行政学・地方自治論。 地方分権推進委員会専門委員・くらしづくり部会長、日本行政学会理事長、社会保障審議会会長・同介護給付費分科会会長、内閣府成年後見制度利用促進委員会委員長、地域活性化センター「全国地域リーダー養成塾」塾長などを歴任。
 近著に『老いを拓く社会システム』(2018年、第一法規)、『人口減少時代を生き抜く自治体』(第一法規、2017年)、『自治体の長とそれを支える人びと』(第一法規、2016年)、『自治体職員再論』(ぎょうせい、2015年)、『政権交代と自治の潮流』(第一法規、2011年)、『変化に挑戦する自治体』(第一法規、2008年)など。

「2020年 『未完の「公共私連携」―介護保険制度20年目の課題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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